伊藤さんは書面で謝罪「心よりお詫びします」
伊藤さんは書面で、映画には伊藤さんの元代理人弁護士である西廣陽子弁護士の電話音声が使われていたとして、「ご本人への確認が抜け落ちたまま使用し、傷つけてしまったこと、心からお詫び申し上げます」と謝罪。さらに、「映像を使うことへの承諾が抜け落ちてしまった方々に、心よりお詫びします」とした。個人が特定できないよう対処し、海外の上映でもできる限り差し替え対応をすると今後の方針を示した。
許諾が問題視されていた1つであるホテルの防犯カメラの映像については、ホテルからの許諾が得られなかったため、外観や内装などは形を変えて使用しているが、加害者と伊藤さんの動きだけは「一切変えることができませんでした」とした。
この映像は「私の受けた性犯罪を、唯一、視覚的に証明してくれたもの」と主張。「さまざまな批判があって当然」としたうえで、「公益性を重視し、この映画で使用することを決めました」とした。