「企業公式アカウント」として人気を集める「わかさ生活 広報部」公式が2025年2月19日、「現担当の退職」を報告した。
志望動機はSNS「企業の中でNo.1になりたい」
わかさ生活 広報部は、アイケアサプリメントなどを取り扱う「わかさ生活」の公式Xとして、最新情報や社内の日常などを発信している。
SNS上で多くの企業や一般ユーザーらと交流をしているほか、アカウントを運営する"中の人"自ら公式キャラクター「ブルブルくん」を手に、馬のかぶりものをした姿でさまざまなイベントに出演するなどして人気を集めてきた。
同アカウントは24日をもって運営を後任へ引き継ぎし、現担当は「今後GMOサインの運営に携わる予定」だといい、書面でも詳細を明かした。
「『広報の一環としてTwitterを運営し、企業の中でNo.1になりたいです!』面接でそのように公言し、新入社員として入社してから、もうすぐで5年になります」。
「前例のないコロナ渦の中で入社して、なにもスキルを持たないまま始めたX運用。突然『馬」の被り物を被り始めたり、まだ公式マークが申請制の頃は13度も審査に落ちたり...何故か、他社さんに締め出されてしまうなど様々な出来事がありました」とこれまでの歩みを振り返った。
「中の人の頑張りを見て応援してくださるファンの方も沢山いる」
転職の理由については「『まだ自分の知らない新しい環境で、No.1を目指し頑張りたい』いつしかそんな想いを抱くようになり、自らの意思で転職を決意しました」と明かした。
代表からは「会社やキャラクターが好きでアカウントを応援くださっている方はもちろんのこと、会社は二の次で中の人の頑張りを見て応援してくださるファンの方も沢山いる。その方達が迷子にならないように」と激励の言葉をかけられたという。
同アカウントは「私が頼している先輩にバトンタッチ」するといい、「皆様には今後もわかさ生活Xアカウントを、温かく見守り応援いただけますと嬉しいです。そして、自分自身もわかさ生活に負けないよう精一杯頑張ります」と決意をつづった。
「いつでも弊社へ突撃してくださいね」
多くのファンを集めた「中の人」の引退に、企業アカウントをはじめとする惜別のコ メントが相次いだ。
SoftBank公式は「お父さんとたくさん遊んでくださり、ありがとうございました! 寂しいですが、次のステージでのご活躍を楽しみにしております 今後もいつでも弊社へ突撃してくださいね(鍵閉めるかもしれませんが...w)」、とおなじみの"締め出し"ネタで労った。
ゼンリン公式は「仁摩町 馬路(にまちょう まじ)」の地図を添え、「これまでのご運用大変おつかれさまでした、そして色々お世話になりました! 新天地でのさらなるご活躍をお祈り申し上げます ...まじですか?」とコメント。わかさ生活は「もうそれが言いたいだけじゃないですが(笑)」とツッコミを入れている。
「私たちの仲間になるなんて正直今だに...本当に...驚いています!」
新天地となるGMOサインブログ公式は、「馬さんが私たちの仲間になるなんて正直今だに...本当に...驚いています! ここにコメントさせていただくか本当に迷いました。ただ、今後のご活躍益々期待申し上げます。これからの新ステージ共に頑張りましょう! どうぞよろしくお願いいたします!」と呼びかけた。
わかさ生活は「自分でもずっとこの会社にいると思っていたので、自ら挑戦したチャレンジ意欲、心境の変化に自分でも驚いてます」と胸中を明かし、「一緒に切磋琢磨してがんばっていきましょう!」としている。
昨今では、企業の枠を超えて人気を集めることも多い公式X。24年10月には、「シャープさん」として親しまれたシャープの公式Xが、社員だった「中の人」が退職したことと、今後も同社から業務委託される形で運営を続けることを報告した。
12月にも、練り物を製造販売する「紀文」の公式Xアカウントが"中の人"の交代を報告し、注目を集めた。
馬さんが私たちの仲間になるなんて正直今だに…本当に…驚いています!
— GMOサインブログ【公式】 (@GMO_Sign) February 19, 2025
ここにコメントさせていただくか本当に迷いました。
ただ、今後のご活躍益々期待申し上げます。これからの新ステージ共に頑張りましょう!どうぞよろしくお願いいたします!