夏目漱石も愛用した「タカヂアスターゼ」 働く人の「胃」を支える...第一三共ヘルスケアの真摯な研究開発

提供:第一三共ヘルスケア株式会社

世界中の人々の健康で豊かな生活へ貢献

瀬戸山陽奈さん、横溝敦志さん
瀬戸山陽奈さん、横溝敦志さん

   およそ130年前に発見・開発された「タカヂアスターゼ」は、いまも「第一三共胃腸薬」シリーズ(※)をはじめとする同社の製品に活用されている。それは、なぜか。OTC推進部 開発グループの横溝敦志さんは、次のように説明する。

「タカヂアスターゼが非常に有用な成分で、現代でも十分通用するポテンシャルがあるからです。今まで時代にあわせて改良されつつ、胃腸薬に使い続けられてきました」(横溝さん)

   時代にあわせた改良は常に求められるという。

「約130年の間で食や生活のスタイルも変わりますので、タカヂアスターゼはデンプンの消化力だけでなく、タンパク質の消化力も併せ持つ成分に改良されました。また、胃腸薬に利用する時には働きを補う成分も配合して、常に時代にあわせた製品を開発しています」(横溝さん)

   絶えざる改良を続ける――。その根底には、高峰譲吉博士が高い志を持ち、新しい価値をつくる姿勢が同社のDNAとして息づいている。そして、高峰が新技術や製品を通じて社会に貢献したように、現代の研究者たちも社会に役立つ「良いものを作りたい」というモチベーションが高い。

瀬戸山陽奈さん
瀬戸山陽奈さん

   作り手の強い想いがあるからこそ、何度もチャレンジして試行錯誤を重ねながら、優れた製品は生まれるのだ。医薬品の製剤研究に携わる瀬戸山陽奈さん(研究センター 固形グループ)はこう話す。

「(私は研究開発の仕事を通じて)味付け(薬の匂いや苦みを香料や甘味料 等でマスキングする製剤的な工夫)があるような薬に携わることが多いので、『薬を飲むことが苦手』『粉薬は味が嫌だ』など、そういった人にも飲んでもらえるようなものづくりができたらと思っています」(瀬戸山さん)

   世界中の人々の健康で豊かな生活へ貢献したい――。その実現に向けて、第一三共ヘルスケアの研究者たちは、明治期の偉大な創業者の精神を忘れずに、いまも挑戦を続けている。

(※「第一三共胃腸薬グリーン錠」を除く)

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