雨の日。建物に入る際、濡れた傘にビニール袋を自動装着する器具「傘ぽん」。あの便利な装置を製造する「村春製作所」公式Xが2025年2月17日、パリの「ロダン美術館」で傘ぽんが使われている様子を伝えたX投稿に、歓喜の声をつづった。
「優れたUIに言語は不要」
村春製作所が手掛ける「傘ぽん」は、濡れた傘を上から差し込み手前に引くだけでビニール製の「傘袋」に収納できる器具だ。傘袋が装着されることで持ち物や衣服が濡れず、傘を快適に持ち運ぶことができる。デパートやオフィスなどでよく見かけるおなじみの便利器具として、22年にはカプセルトイ商品化されたこともある。
村春製作所は17日、一般ユーザーによる「傘ぽん」をフランスで見かけたとのX投稿に反応した。
「これはロダン美術館(フランス)の傘ぽん。何の説明もなくある。フランス語表記どころか英語表記すらない。優れたUIに言語は不要」とのコメントを添えて投稿された写真には、日本で見かける「傘ぽん」そのままの器具が写っている。器具に貼られた説明書きには、日本語の「傘ぽん」との表記と、傘を差し込んで使う説明のイラストが添えられていた。