ホリエモンこと実業家の堀江貴文さんが2025年2月18日にYouTubeチャンネルを更新し、吉本興業の芸人のオンラインカジノ問題について言及した。
「いわゆるグレーゾーン」
吉本興業に所属するタレント10人弱がオンラインカジノに賭博した疑いで警察から任意で事情聴取を受けているこの問題。お笑いコンビ・令和ロマンの髙比良くるまさんが事実を認めて謝罪している。
堀江さんは動画の中でこの問題について言及。賭博については競馬やオートレース、ボートレースなど、法で認められている公営競技以外は少額であっても違法になると指摘し、「オンラインカジノに関していうと、もう今すごく警察がめちゃくちゃ力入れてる分野です」と自身の印象を明かした。
また、堀江さんは「海外のオンラインカジノを宣伝してる人たちも処罰される可能性が出てきておりまして、いまちょうど警察もそこ盛り上がってるんで、めちゃくちゃ注目されていて」と明かした。
堀江さんによると、海外のオンラインカジノサービスがリリースしている、ポーカーやカジノなどでポイントをもらうことのできるアプリをプロモーションしている媒体が多くあるといい、「フジテレビグループのニッポン放送とか、もうめちゃくちゃ流れまくってます。エンターテインメントカジノのアプリのCMが流れまくってます」と指摘した。
しかし、そのアプリに登録すると、キャッシュゲームもできてしまうといい、堀江さんは「それはどうなの?」「警察の解釈、そこも違法にしちゃうと賭博の補助だって言いつつあるので、危ないと思います。いわゆるグレーゾーン」と説明し、今後は広告やアフィリエイトまで規制が踏み込んでくる可能性についても触れていた。
ニッポン放送「有料オンラインカジノの広告を行ったことはございません」
なお、ニッポン放送は同日に公式サイト上で「無料オンラインゲーム会社の広告放送について」という声明を発表した。
声明では、「カジノ無料版」を謳う無料オンラインゲームの広告を放送した実績があるとした一方、放送の条件として「オンラインカジノを運営している法人の広告」「WEBページから有料カジノサイトに誘導しないもの」「『スロット』などギャンブルを想起させるゲームを例に出さないこと」という条件を定めていたことが説明された。
ニッポン放送は「この考査基準に従って判断してきましたので、海外の有料オンラインカジノの広告を行ったことはございません」と断言しつつ、「より万全を期すために、WEBやSNSの過去投稿等を削除しております」「今後は、考査基準をより厳格化して運用してまいります」と説明している。
(2月19日18時45分追記)
記事の一部を修正しました。