フォーム改造の田中将大、元巨人左腕が投球内容を絶賛 「最速143キロは全く問題ない」「ゴロアウトは真骨頂」

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   プロ野球巨人で投手としてプレーした元大リーガーの高橋尚成氏(49)が2025年2月18日にユーチューブを更新し、投球フォームを改造した巨人・田中将大投手(36)を独自分析した。

  • 田中将大投手(編集部撮影)
    田中将大投手(編集部撮影)
  • 田中将大投手(編集部撮影)

「よかったと思うのが、アウトの取り方」

   スポーツ紙によると、田中は今キャンプ中に、久保康生巡回投手コーチ(66)ともに投球フォームの改造に取り組んでいるという。17日には、今キャンプ初となる実戦形式のライブBPに登板し、打者8人に対して被安打2、1三振、1四球だった。

   ライブBPの映像を確認したという高橋氏は、「この時期にしてみたらよかったと思う」と切り出し、田中の新フォームについて、こう語った。

   「1番やらなくてはいけない作業は、改造したフォームがどこまで自分のものになっているか。オフシーズンになって、(投手と本塁の距離)18.44(メートル)の空間が崩れているときがある。今はそれを取り戻している状況。見ていたら、体重移動もしっかりしている。上からボールを叩けている」

   スポーツ紙の報道によると、ライブBPは最速143キロを記録したという。高橋氏は、現時点での143キロに関して「まったく問題ない」とした上で、田中のアウトの取り方に注目した。

   「よかったと思うのが、アウトの取り方がほぼゴロアウトだった。ヒットも長打を打たれている感じではなく、内野の間を抜かれたヒット。あのゴロアウトはさすが。真骨頂だと思っている。田中投手がアメリカでやっていた時のスタイルが、あのスタイル。日本では、若い時はバンバン三振を取っていた。150キロ後半を投げていたピッチャーだった。それがメジャーリーグにいって、自分のスタイルを変えて、ゴロを打たせて打ち取るというスタイルになった。今はそっちにシフトしていくような感じになっている」

「上から叩けていれば、角度ができるから変化球のキレがよくなるはず」

   田中は21年シーズンに大リーグのニューヨーク・ヤンキースから楽天に復帰した。楽天では4シーズンプレーし、いずれのシーズンも負け越した。24年シーズンは、1試合の登板にとどまり、0勝1敗に終わった。

   高橋氏は現役時代の自身の経験を踏まえ、「これからバッターに向かって投げてくると、球が全然変わってくる」と分析し、こう続けた。

   「ファストボールにスピードが出て、上から叩けていれば、角度ができるから変化球のキレがよくなるはず。角度ができれば、カーブ、スライダー、スプリットがかなりよく曲がり、落ちるはず。去年は肘が下がっていたから、どうしても(腕が)横振りになって変化球の曲がりが大きくなったり、バッターにとって全然脅威ではない球になってくる。それがフォームの改造で変わってくるはず」

   田中は楽天で119勝、ヤンキースで78勝を記録し、節目の日米通算200勝まであと3勝に迫っており、巨人1年目の25年シーズンに注目が集まる。

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