「上から叩けていれば、角度ができるから変化球のキレがよくなるはず」
田中は21年シーズンに大リーグのニューヨーク・ヤンキースから楽天に復帰した。楽天では4シーズンプレーし、いずれのシーズンも負け越した。24年シーズンは、1試合の登板にとどまり、0勝1敗に終わった。
高橋氏は現役時代の自身の経験を踏まえ、「これからバッターに向かって投げてくると、球が全然変わってくる」と分析し、こう続けた。
「ファストボールにスピードが出て、上から叩けていれば、角度ができるから変化球のキレがよくなるはず。角度ができれば、カーブ、スライダー、スプリットがかなりよく曲がり、落ちるはず。去年は肘が下がっていたから、どうしても(腕が)横振りになって変化球の曲がりが大きくなったり、バッターにとって全然脅威ではない球になってくる。それがフォームの改造で変わってくるはず」
田中は楽天で119勝、ヤンキースで78勝を記録し、節目の日米通算200勝まであと3勝に迫っており、巨人1年目の25年シーズンに注目が集まる。