「趣味はワイン」で年収アップ? 転職エージェントが教える「面接の交渉術」

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面接担当との相性次第では逆効果も

   このほか、「ハロー(後光)効果」を使って、「洗練された趣味を持っている」一面を「この人は知的で成功者にふさわしい人物だ」という評価につなげることも心がけるという。

   さらに「対比効果」を使って、「ワインのような洗練された趣味を持つ人」と「そうでない人」を比較したときに、前者の方が優秀に見えるという心理を利用して、競争相手より強い印象を与えることも考えるそうだ。

   ワイン以外にも、アートや音楽、ゴルフなど、ハイクラスなコミュニティとのつながりを連想させるものを面接時に匂わせることは有効な場合もあるという。

「逆にいえば、『週末は朝から競馬場通いです』みたいな話は、実際そうだとしてもリスクがあるので、私が担当する候補者には『別の話題に変えましょう』と助言しています。ただし、面接担当者が競馬好きの場合は、その旨を伝えることもあるんですが」

   もちろん、いわゆるギーク的なエンジニアの場合は、趣味よりも具体的なスキルをアピールする方が有効だし、面接担当との相性が悪いと「ワイン?嫌味なやつだな」と抵抗感を抱かれるリスクもある。とはいえ「業績とスキル」一辺倒ではない交渉の選択肢があることを知っておくことは、どこかで役立つかもしれない。

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