推し活好き1位京都、ラーメン好き1位新潟、服にお金をかける2位山梨 都道府県別ライフスタイル調査の意外な結果

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もともと山形県の年長者は、ラーメンが好きではなかった?

――ラーメン好きの上位が、新潟県、福島県、秋田県・茨城県という順番がちょっと不思議です。今年(2025年)2月に発表された総務省の家計調査(全国の県庁所在地と政令指定都市が対象)では、ラーメンの支出額では山形市が3年連続のダントツ日本一で2位の新潟市を圧倒しています。

ちなみに3位は仙台市、4位は富山市、5位はさいたま市です。今回の調査とギャップがある理由は何でしょうか。

前田和孝さん 前提として当社のアンケートでは各都道府県が単位ですが、総務省家計調査は主に県庁所在地をベースに順位を出しています。そのあたりで違いが出ている可能性があります。

そのうえでの考察となりますが、家計調査におけるラーメンの支出額で日本一の山形は、当社アンケートでは好きと回答した割合が68.8%で13位となっています。世代別に見ますとZ世代とY世代では上位の県とも引けを取りませんでしたが、年長者であるX世代の回答が低かったのが主因です。

――つまり、若手や中堅はラーメンが大好きでも、年長世代はもともとそれほど好きではなかったということですか。同じく餃子も、今回調査では静岡県、新潟県、滋賀・広島県の順ですが、家計調査では、1位浜松市、2位宮崎市、3位宇都宮市、4位さいたま市ですが、このギャップも同じ理由ですか。

前田和孝さん 餃子については、栃木・宮崎両県は若手・中堅のZ、Y世代で伸び悩んだことが上位に食い込めなかった要因となっています。とりわけ宮崎県はZ世代が38.7%と低く、むしろ寿司や唐揚げが好きだという回答がより多く見られました。

頻繁に食べはするけれども、その他の食べ物のほうが好きという人が若い世代には多い可能性もありそうです。宮崎県と栃木県を差し置いて2位となった新潟県は家計調査の支出額はそれほど多くありませんが、今回調査で首位になったラーメンとセットで「ラーメン餃子」を楽しむ人が多いのかもしれません。
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