ラジオ収録で「月に1回は絶対に新潟に帰れる安心感」
―― 卒業を機に活動拠点を東京に移しましたが、選挙の仕事やラジオのレギュラー番組「ひなたまつり」(BSNラジオ)など、新潟に関連する仕事は引き続き多いと思います。ラジオ番組には古巣のNGT48メンバーが出演したり、先ほど話題が出た豊永さんとのトークセッションは、HKT48やNGT48メンバーが出演する「Boosty (ブースティー)ファンまつり」の一環だったりと、48グループとのつながりも続いています。卒業後、新潟県や48グループの見え方は、どう変わりましたか。
本間: ギャップのようなものは、あまり大きくありません。卒業を考えるのと同時に少しずつ1人での仕事も増やしていきましたし、元々10代から東京と新潟で半々の生活は続けてきたので......。ですが、やはりグループを抜けてから見えてくるグループの姿は、すごく新鮮に映りますね。NGT48では、最近5期生のメンバーが加入しました。私はもう全く接点がないのですが、「ひなたまつり」では毎週、NGT48のメンバーがゲストに来て近況を教えてくれたりするので、そういったところでまた会えるのが楽しみです。
―― 都内のスタジオか、リモートで収録しているのですか?
本間: いえ、新潟に帰って......。
―― 数週間分をまとめて収録するわけですね。
本間: はい、「ひなたまつり」のおかげで月に1回は絶対に新潟に帰れるので、安心感にもつながっています。ご一緒させていただいているギターデュオの「ひなた」の2人の温かさや活動に刺激をもらいつつ、NGT48メンバーとも会えるので、同期や近い期の後輩の近況に触れると安心もします。後輩の成長もそこで感じることができています。他の卒業メンバーよりは、結構グループに近い位置にいると感じますね。
―― 以前本間さんにインタビューしたのはNGT48の楽曲「シャーベットピンク」(20年7月発売)の時でした。藤崎未夢(みゆ)さん(24)が正規メンバーになる前の「研究生」から初めてセンターポジションに抜擢された楽曲でした。当時一緒にお話しをうかがった藤崎さんも、今はグループのキャプテンで、隔世の感がありますね。
本間: すごいですよね。5年しか経ってないんだ...!という感じですが、みゆみゆ(藤崎さん)に関して言えば、私が卒業するときは、すでに隣でめちゃくちゃ支えてくれていたので、みゆみゆが引っ張っているグループの活躍を聞けるのは嬉しいですね。
―― 25年4月で、卒業から丸1年になります。「ソロ2年目」では、どんなことに取り組んでみたいですか。
本間: 昨年(24年)は本当に新しい体験、経験をいっぱいさせていただいたので、今年(25年)は俳優としてより実力をつけられるような1年にしていけたらと思っています。これまで以上にたくさんの作品に携われるように頑張っていきたいです。衆院選で広告に出られたことがすごく自分にとって刺激になったので、これからも新潟でのお仕事も大切にしていきたいという思いを忘れずに、全国的に色々な方に知っていただけるように頑張りたいです。
―― お話しが出たように、選挙への起用は特に大きな出来事だと思っています。官公庁は、幅広い層から好かれる、ある意味「アンチ」がいない人しか起用しない傾向があるからです。アイドルファン以外にも知られる機会が増えたと思います。
本間: すごく反響はいただきました。テレビCMも新潟県内全域で流れたので「CM見たよ」と声をかけていただく機会も多かったですし、新聞のチラシにも折り込まれていたりして、ファンの方以外にも地元の知り合いの方、知り合いのお母さんから嬉しいメッセージをいただけたりしました。本当に励みになったので、より一層、新潟の広告にもたくさん出られるような存在になれたらと思います。