実は肌用ではなく台所用の、「キッチンソープ」
番組では、せっけんの用途は説明されず、保湿効果があると紹介された。しかし、このせっけんを販売するサイトを確認すると、「キッチンソープ」と説明されている。肌用ではなく、食器用として販売しているようだ。
こうした用途やアレルギー発症リスクについて番組内で説明がなったことについて、NHKの見解は――。
まずせっけんの用途について、NHK広報局はJ-CASTニュースの取材に、「番組内で紹介した石けんは、食器などの洗浄を目的とした『台所用』と明記して販売されているものです」と回答した。
アレルギー発症リスクについては、「使用する場合、アレルギー反応が気になる方は成分表示を十分にご確認いただくよう、NHK 横浜放送局の X で投稿したほか、7日の首都圏ネットワーク内でも放送しました」と説明した。7日の放送では「食器などの洗浄を目的とした台所用として作られたものです」「使用する場合、アレルギーが気になる方は、手袋を付けたり、成分表示を十分に確認したりしてください」と補足説明があった。
なお、見逃し配信サービス「NHKプラス」での配信では、画面に「紹介しているせっけんは『台所用』のものです」との表示が掲載されている。
また、このせっけんを製造・販売する農家も7日にインスタグラムで、今回の指摘について謝罪。「用途以外の使用を避けるよう注意喚起を徹底し、手袋の使用を推奨するなど、適切な使用方法を明記いたします」と今後の対応を示している。
J-CASTニュースが13日に取材を申し込んだところ、7日の投稿から「情報の進展がございません。申し訳ございません」との回答だった。
2月4日の「首都圏ネットワーク」で、廃棄される野菜などを利用して作る「せっけん」を紹介しましたが、このせっけんは食器などの洗浄を目的とした「台所用」として販売されているものです。使用する場合、アレルギー反応が気になる方は成分表示を十分に確認してください。 https://t.co/Ae4xx66e3o
— NHK横浜 (@nhk_yokohama) February 6, 2025