45.2%はインストール済み「防災系アプリ」...どこが人気? 「まず自分の興味があるものを」専門家アドバイス

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   災害はいつ起こるかわからない。その時、力強い味方になるのがスマホの防災系アプリだ。

   NTTドコモの研究機関モバイル社会研究所(東京都千代田区)が2025年1月30日に発表した「防災系アプリの利用調査」によると、防災系アプリをスマホにインストールしている人は半数に満たないことがわかった。

   いざという時にどう活用したらよいか。調査した専門家に聞いた。

  • 災害時には防災系アプリが役立つ(写真はイメージ)
    災害時には防災系アプリが役立つ(写真はイメージ)
  • (図表1)スマホに防災系アプリをインストールしている割合(モバイル社会研究所作成)
    (図表1)スマホに防災系アプリをインストールしている割合(モバイル社会研究所作成)
  • (図表2)サービス別防災系アプリのインストール率(年代別)(モバイル社会研究所作成)
    (図表2)サービス別防災系アプリのインストール率(年代別)(モバイル社会研究所作成)
  • (図表3)防災系アプリの災害発生時の利用(モバイル社会研究所作成)
    (図表3)防災系アプリの災害発生時の利用(モバイル社会研究所作成)
  • (図表4)平時の防災系アプリの利用頻度(モバイル社会研究所作成)
    (図表4)平時の防災系アプリの利用頻度(モバイル社会研究所作成)
  • 災害時には防災系アプリが役立つ(写真はイメージ)
  • (図表1)スマホに防災系アプリをインストールしている割合(モバイル社会研究所作成)
  • (図表2)サービス別防災系アプリのインストール率(年代別)(モバイル社会研究所作成)
  • (図表3)防災系アプリの災害発生時の利用(モバイル社会研究所作成)
  • (図表4)平時の防災系アプリの利用頻度(モバイル社会研究所作成)

若い人・ミドルは「Yahoo!防災速報」、シニアは「NHKニュース・防災」が人気

   モバイル社会研究所の調査(2024年11月)は全国の15~79歳男女1万355人が対象だ。

   スマホを所有している人に「防災系アプリ」のインストール状況を聞くと、全体の約半数(45.2%)が何らかのアプリをインストールしていた。年代別に見ると、シニア層(65~79歳)が最も高く、55%の人がアプリをインストールしていた【図表1】。

   どのようなアプリをインストールしているかを年代別に示したのが【図表2】だ。年代によってアプリの種類に違いが見られる。中年層までは「Yahoo!防災速報」がトップだが、シニア層では「NHKニュース・防災」がダントツ1位。NHKへの信頼感が影響しているのだろうか。

   次に、防災アプリを災害発生時や、発生が予想される時に利用しているかを聞いた。その結果、どのアプリも利用率は約7割に達した。特に「NHKニュース・防災」と「自治体が作成しているアプリ」は、年代が上がるにつれて災害時の利用率が上昇した【図表3】。

   最後に平時のアプリの利用と、災害時の利用との関係を比較したのが【図表4】だ。平時の利用はサービスによった異なり、特に天気予報が詳しい「ウェザーニュース」は平時の利用率がダントツに高かった。

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