子どもに相談された時こそ親の出番、ギャップ埋めるコミュニケーションを
――なるほど。親の価値観を押し付けてはいけませんね。就活中の親子に対するアドバイスをお願いします。
長谷川洋介さん 就職活動の主役はあくまで学生(子ども)です。保護者世代の価値観を押し付けるようなかかわり方は、子どものキャリア形成を阻害し、今後の職業人生、社会人生活に悪影響を与えてしまう可能性もあります。
学生自身も、もし判断に迷うときは身近な社会人である保護者にサポートを求めることで、よりよい気づきを得られることもあるでしょう。保護者側もそうしたサポートを求められた際に、お互いの世代間ギャップと価値観を埋めるコミュニケーションを行うことが、就職活動中の親子関係に求められていると思います。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)
【プロフィール】
長谷川洋介(はせがわ・ようすけ)
株式会社マイナビ社長室 キャリアリサーチ統括部キャリアリサーチラボ研究員
2017年中途入社。「マイナビ転職」の求人情報や採用支援ツールの制作に携わった後、現職の新卒採用領域を担当。就職活動中の学生を対象にした調査や、就職活動生の保護者調査などを担当、若年層の思考や世代間ギャップなどに関心を持つ。その他関心領域はエッセンシャルワーカー、SFプロトタイピングなど。