ラミレス監督率いた「ジャパンブリーズ」、なぜカリビアンシリーズ惨敗? 4戦全敗32失点...コーチが明かした舞台裏

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   プロ野球阪神などでプレーした元大リーガーの藪恵壹氏(56)が、2025年2月16日に公開された田尾安志氏(71)のユーチューブ動画に出演し、1月31日からメキシコで行われたカリビアンシリーズを振り返った。

  • ラミレス監督(本人インスタグラムより)
    ラミレス監督(本人インスタグラムより)
  • ラミレス監督(本人インスタグラムより)

ベネズエラに0-10で8回コールド負け

   カリビアンシリーズは、カリブ海地域のウインターリーグ王者を決定する大会で、日本からは、元プロ野球選手や独立リーガーを中心に編成された「ジャパンブリーズ」が特別ゲストとして参加した。

   「ジャパンブリーズ」は、ヤクルト、巨人などでプレーし、DeNAで監督を務めたアレックス・ラミレス氏(50)が指揮を執った。藪氏は、元大リーガーの高橋尚成氏(49)らとともに投手コーチとしてチームに帯同した。

   大会は日本、メキシコ、ベネズエラ、プエルトリコ、ドミニカ共和国の5か国による総当たり戦で行われ、日本は4戦全敗でリーグ最下位に終わった。

   初戦のドミニカ共和国に1-12で大敗を喫すると、2戦目のプエルトリコ戦は2-3で惜敗。3戦目のメキシコ戦に2-7で敗れ、最終戦となったベネズエラに0-10で8回コールド負けを喫し、4試合で合計32点を失った。

   元大リーガーや、3Aの選手をそろえた中南米諸国に投打で圧倒された「ジャパンブリーズ」。大会期間中、投手の指導に当たった藪氏は、「レベルの差をすごく感じました」と切り出し、次のように振り返った。

「まだまだ甘いかなというところが何回かあった」

   「僕は2週間くらいしか教えられなかったが、やっぱり試合に入っていく準備。試合に入ってからの試合の見方みたいなものがあるじゃないですか。まだまだ甘いかなというところが何回かあった。強く言いましたけど」

   75年の歴史を誇るカリビアンシリーズ。今回、日本のチームが初めて招待された。4戦全敗でリーグ最下位に終わるも、藪氏は今回の参戦が大きな経験となったとし、こう語った。

   「結構面白かった。日本の野球と全然違うから。やっぱりパワフル。守備はちょっと緩慢に見えるし、エラーも多い。日本の選手は基本に忠実にプレーをする。ちょっとは爪痕を残せたんじゃないかなと思っている」

   今大会は、地元メキシコとドミニカ共和国が決勝に進出し、決勝戦でドミニカ共和国がメキシコを1-0で破り、カリビアンシリーズ5度目の優勝を飾った。

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