これだけは知っておきたい旅館でのマナー スーツケースの置き場、「心づけ」の金額、温泉の入り方

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温泉は自宅の風呂とは違います

   旅館であれば、温泉や浴場での振る舞いも心したい。互いに気持ちよく入浴できるように周りの人に気を配るのが基本である。民間資格「温泉ソムリエ」を認定している「温泉ソムリエ協会」がサイトで、守りたい「温泉のマナー」を例示している。

   (1)タオルは浴槽につけない(2)体は浴室でしっかり拭いてから脱衣場に移動し、脱衣場を濡らさない(3)入浴前はしっかり「かけ湯」をして、体の汚れを落とす(4)使った桶、ボディソープ等の備品は元に戻す(5)周囲にシャワーのお湯やシャンプーの泡などが、かからないようにする(6)髪が湯船に浸からないようにする――など。協会は「温泉って自宅のお風呂とは違い、色々な方と一緒に入る公共の場です。お互いマナーを守ってこそ楽しめるものです」と呼び掛けている。

   ちょっと意外なのが、布団の後片付け。良かれと思い、シーツを外して布団を畳んで押入れに仕舞うのは、旅館側からすれば、二度手間になる。布団を畳むのも、中に忘れ物がないかの確認のために再度広げる必要がある。布団は畳まずに、シーツもそのままにしておくのが良いそうだ。

   旅館に泊まるなら、やはり、「立つ鳥 跡をにごさず」でいきたい。

(フリーライター 倉井建太)

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