なぜここに生えた?施設の見解は...
小笠原世界遺産センターの広報担当者は12日、J-CASTニュースの取材に「発見時の心境としては職員一同『こんなところに生えてくる?!』という感じでした」と振り返った。
発芽のきっかけは20年1月にさかのぼる。同センターで植物展を開催した際に、開花中のシマカコソウの鉢植えを玄関先に展示していた。すると4月に除草業者が施設外構のコンクリートでシマカコソウと思われる芽を発見し、植物の専門家にも本物だと認められたという。
それは枯れたものの、7月に職員が階段下で新しい芽を見つけた。踏まれないように、養生テープで囲った後、来館者の目に止まるようにとも考えて種名板を設置した。一方で22年後半~23年前半の間に親株は枯れ、同年6月、階段下の親株が生えていた近くで新芽を発見、現在に至るという。
なぜ階段下に生えたのか。理由を聞くと、
「鉢植えを置いていた場所から一番近い場所というのが一つ、そして、その場所がたまたま本来の生息地である環境に近かったからというのが考えられます」
と推察した。大きさの変化については、「植物なのでサイズは成長するごとに大きくなっていますが、一番初めに発見した階段下の親株のサイズが一番大きかったです」とも説明。公式インスタではたびたび「ど根性希少種」としてシマカコソウの様子を発信している。