「乱闘」騒ぎで注目のネリVS亀田京之介、所属ジム会長が明かした勝機「一瞬の爆発力を信じている」

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    プロボクシングのWBA・WBO世界フェザー級15位の亀田京之介(TMK、26)が、2025年2月23日、メキシコ・ティファナで元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ、30)と対戦する。

  • ネリ対亀田(ネリのインスタグラムより)
    ネリ対亀田(ネリのインスタグラムより)
  • ネリ対亀田(ネリのインスタグラムより)

「京之介は、常に強い選手とやりたいとずっと言っていた」

    11日に行われたフェイスオフ(対戦する両者が対面すること)では、ネリが亀田に殴りかかろうとするなど、乱闘騒ぎを起こした。両者がヒートアップする動画がインターネット上で世界中に拡散され、ネリ対亀田戦は大きな注目を集める。

    WBCバンタム級、スーパーバンタム級を制したネリを、亀田はどのように攻略するのか。勝機はどこにあるのか。J-CASTニュースは、亀田が所属するTMKジムの金平桂一郎会長(59)に話を聞いた。

    亀田は現在、WBAとWBOのフェザー級で世界15位にランクされている。一方のネリは、世界の主要4団体のうち、3団体のスーパーバンタム級の上位世界ランク(WBC3位、WBA3位、WBO6位)に入っている。

    世界ランカー同士による一戦となるが、亀田が負ければ世界ランキングから外れる可能性があり、大きなリスクを背負ってのリングとなる。亀田はなぜ、ネリとの対戦に踏み切ったのか。金平会長は、次のように説明した。

    「京之介は、常に強い選手とやりたいとずっと言っていた。その強い選手のレベルが、世界のトップランカー。強ければ強い選手を、ずっと願っていた。京之介は世界ランク15位に入っているので、リスクは承知の上での対戦です。本人がここで勝負をしたいと言っているので、私としても本人の強い希望なので、『勝負をして来い』という感じです」

「生半可なごまかしは通用しないのは、分かっている」

    ネリはサウスポースタイルの強打者で、戦績は35勝 (27KO) 2敗。この2つの黒星は、いずれも世界タイトル戦で喫したものだ。

    初黒星は、21年5月に行ったWBA・WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦。WBA王者ブランドン・フィゲロア(米国、28)に7回KO負けを喫した。

    そして、2つ目の黒星は、24年5月に東京ドームで行われたスーパーバンタム級の4団体王座がかけられた一戦だ。ネリは、4団体王者・井上尚弥(大橋、31)に挑戦し、1回にダウンを奪うも、その後、2回、5回、6回にダウンを奪われ6回TKO負けを喫した。

    井上に完敗したネリだが、金平会長は「ネリ選手はキャリアにしても上回っているし、今回はネリ選手のホーム。生半可なごまかしは通用しないのは、分かっている。だから思い切って行けと。何が起こるか分からないのがボクシング。私は京之介の一瞬の爆発力を信じているし、スタッフもみんな信じている」と言葉に力を込めた。

    金平会長は、ネリの2度の敗戦を分析した上で、ネリの「弱点」について言及した。

    「それほど頑丈ではないと思います。パンチを打たれれば効く。フィゲロア選手にはボディーで倒されている。パンチが当てればというところはある。ただ、そう簡単ではないということも分かっている。だから、腰を据えてやりあってくればいい」

    ネリにとって今回の亀田戦は、井上に敗れた24年5月以来のリングとなり、勝負の行方に注目が集まる。

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