海賊版漫画ビューアサイト「漫画村」を運営していた星野ロミ氏が2025年2月13日にXを更新し、パスポートの有効期限をめぐり、外務省に抗議をすることを明かした。
「移動の自由は国民の権利」
星野氏は19年7月に滞在先のフィリピンで著作権法違反容疑で逮捕されたのち、日本へ強制送還され、実刑判決を受けていた。その後、22年に複数の大手出版社に民事訴訟を起こされ、24年4月に約17億円を命じる判決が確定していた。
一方、星野氏は賠償金に対してSNSでたびたび支払いの意思がないことを明かしており、2月12日にはXで「中国などの一部の国では賠償金未払いがあると出国禁止にされる」「日本には同様の法律がないので日本の裁判所の判決は海外に出ればどうにでもなる」と海外に行く意思を明かしていた。
そんな中、星野氏はXで「外務省を訴える事になった」「フィリピン強制出国させられた俺はパスポート申請時に外務省チェックが入る」と明かしつつ、外務省から届いた通知書の写真を公開した。
通知書はパスポートの申請をした星野氏に対して「貴殿は、フィリピンへの入国が制限されている者であることが確認された」と記されており、パスポートの有効期限が1年であること、渡航先については「フィリピンを除く」と書かれていた。
星野氏は通知書に対し、「フィリピンの5年入国禁止は終わったのに『今も入国禁止』と判断され 行き先制限付きの1年有効の限定パスポート(通称: 反社パスポート)を発行された」と困惑をつづり、「移動の自由は国民の権利で不当に制限する外務省に抗議します」と抗議することを明かしていた。
外務省を訴える事になった
— 星野ロミ 漫画村で捕まった人 (@romi_hoshino) February 13, 2025
フィリピン強制出国させられた俺はパスポート申請時に外務省チェックが入る
フィリピンの5年入国禁止は終わったのに
「今も入国禁止」と判断され
行き先制限付きの1年有効の限定パスポート(通称: 反社パスポート)を発行された… pic.twitter.com/Yd25jh7kbK