「最初からいいポジションなんて、与えられるわけはない」
「根尾のポジションといえば、中継ぎのほうが、チャンスが出てくる。先発ローテーションとか、先発の一角を取ろうとしたら、今年もファームなのかという感じはする。中継ぎと考えるとチャンスは広がる。そこらへんは、井上監督もチャンスを与えるために、中継ぎのほうがいいなと思っての発言だと思う。適性はリリーフだと思う」
24年シーズンは最下位に沈んだものの、チーム防御率2.99はリーグ4位だった。課題は得点力不足の解消で、投手陣は打撃陣に比べ安定した力を発揮した。新戦力を含め、先発陣は他チームに劣らない戦力を誇る。
高木氏は、投手転向4年目となる25年シーズンを「勝負の年」と位置付け、次のように語った。
「中継ぎもできないのかとなってくると、『もうそろそろ』というのは考える。根尾も中継ぎを、危機感を持ってやるべき。最初からいいポジションなんて、与えられるわけはないから、まず最初は、敗戦処理に近いようなポジションから上がっていくしかない。それを分かってやらないと、間違いを起こす。『なんでだよ』と不満を持つようならば、1軍に上がらない方がいい」
スポーツ紙の報道によると、根尾は中継ぎとしての準備はできていると明言したという。12日に沖縄・読谷で行われたDeNAとの練習試合では、4番手に登板し、1回1失点だった。