外資系は、社員のキャリアをサポートする仕組みが充実
――上位20社を見ると、外資系企業が6社もランクインしています。働きがいがあるとして高く評価される理由は何なのでしょうか。
広報担当者 私たちは8つの指標を5段階で評価していますが、「風通しの良さ」「法令順守意識」「社員の相互尊重」はどちらかといえば「業務を円滑に進めることができる職場環境の良さ(=ほぼ働きやすさ)」に対する指標。一方で「20代成長環境」「人材の長期育成」「人事評価の適正感」「待遇面の満足度」は「社員の成長のモチベーションとなる適正な評価や報酬」といった、いわば「キャリア成長」に対する評価になります。
「働きやすさ」と「キャリア成長」は、どちらも働きがいを持って働くうえで重要で、これらが総合的に高く評価された企業が今回のランキングとなります。外資系企業には、特に社員一人ひとりのキャリアに向き合い、実現するための仕組みやサポートが充実している点が共通して見られました。たとえば、こんなクチコミが代表的です。
PwCコンサルティング「本人が継続的な成長・チャレンジ機会を求めている限りは、上位者やチームはそれにできる限り応えようという風土があると思う。リスキリング等の仕組みとしては他社と遜色ないと思われる」(コンサルタント)
日本マイクロソフト「自分で考えるキャリアプランは非常に大事にされます。将来的にどうしたいか悩みがある場合もマネジャーが寄り添ってくれるので、成長やキャリア開発のきっかけや相談の場は作りやすいです」(テクニカルサポート)
アマゾン ウェブ サービス ジャパン「社内異動はまるで転職活動のようにレジュメや面接を通すために、きちんと前部署からのキャリアアップを実感しながら新部署にチャレンジすることができた」(セールス)