ネリ「乱闘騒動」釈明もWBC会長「遺憾」 亀田京之介への「非礼行為」に公開謝罪求める【地元メディア】

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   プロボクシングの元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ、30)が起こした「乱闘」騒ぎについて、ボクシングの統括団体WBCのマウリシオ・スレイマン会長が公開謝罪を求めた。

  • ルイス・ネリ選手(本人インスタグラムより)
    ルイス・ネリ選手(本人インスタグラムより)
  • ルイス・ネリ選手(本人インスタグラムより)

亀田はネリに対して「来い!」のポーズで応戦

   メキシコの総合ニュースサイト「AMEXI」が2025年2月12日に報じた。

   ネリは、2月23日に地元メキシコ・ティファナでWBA・WBO世界フェザー級15位の亀田京之介(TMK、26)と対戦する。

   ネリ対亀田戦のフェイスオフ(対戦する両者が対面すること)が11日に行われ、ネリが亀田に殴りかかる「乱闘」騒ぎが勃発。フェイスオフでは、両者のにらみ合いが続き、亀田が額を押し付けるようにネリに近付くと、ネリは左右フックで襲い掛かった。

   幸い、いずれのパンチも空を切り、亀田の顔面には届かなかったが、エキサイトした亀田はネリに対して「来い!」のポーズで応戦。両者は関係者によって取り押さえ、それでも亀田は最後まで興奮した様子だった。

   このフェイスオフの動画が、ボクシング専門メディアのSNSで世界中に拡散されると、ボクシングファンからネリに批判の声が殺到した。

スレイマン会長「再び同じことが繰り返される可能性がある」

   「AMEXI」の記事によると、このネリの行為に対して、スレイマン会長は「ネリの行為を遺憾に思うと同時に、再び同じことが繰り返される可能性がある」とし、ネリに公開謝罪するよう求めたという。

   スレイマン会長の怒りを買ったネリは、「AMEXI」の取材に対して亀田に襲い掛かった理由を説明した。

   記事によると、ネリは「やつが俺に頭突きをしたとき、俺は自分のスペースが侵されたと感じた」と釈明し、「やつは傲慢で無礼な態度でやってきた。会見の前にやつのビデオをいくつか見たが、対戦相手の胸ぐらをつかんで投げていた」などと語ったという。

   ネリはバンタム級とスーパーバンタム級の2階級を制覇したが、王座はいずれもWBC王座だった。バンタム級時代に世界タイトル戦で体重超過の失態を犯した際も、スレイマン会長から叱責され、無期限資格停止処分を科された。

   今回の亀田戦はノンタイトル戦ながら、WBCが本部を置くメキシコで開催されることから、ネリの「非礼行為」が、スレイマン会長の目に留まったようだ。

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