甲斐拓也は巨人で成功するか? 元ヘッドコーチ「投手陣対策」助言...「俺の言うこと聞けよ」では失敗する

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   プロ野球巨人の元ヘッドコーチで野球解説者の元木大介氏(53)が2025年2月11日にユーチューブを更新し、ソフトバンクからフリーエージェント(FA)で巨人に移籍した甲斐拓也捕手(32)の今シーズンを予想した。

  • 甲斐拓也捕手(写真:CTK Photo/アフロ)
    甲斐拓也捕手(写真:CTK Photo/アフロ)
  • 甲斐拓也捕手(写真:CTK Photo/アフロ)

「甲斐でチームがずっと勝っているのだったら、ずっと甲斐でいく」

   甲斐は24年オフ、FA権を行使してソフトバンクから巨人に移籍。スポーツ紙の報道によると、5年15億円(金額は推定)で契約を結んだという。

   巨人・阿部慎之助監督(45)は24年シーズン、大城卓三(32)、岸田行倫(28)、小林誠司(35)の3捕手を併用して起用した。

   25年シーズンは、甲斐が加入したことにより、阿部監督の捕手の起用法にも注目が集まる。

   23年シーズンまで、阿部監督(当時はコーチ)とともに巨人のコーチとして選手の指導に当たっていた元木氏。25年シーズンの甲斐の起用法について、「俺だったら当然、甲斐を(FAで)取っているから甲斐でいくと思う」と明言し、こう続けた。

   「甲斐でチームがずっと勝っているのだったら、ずっと甲斐でいく。甲斐でチームがダメになったとき、打撃で打てていなかったら、そこは岸田とか、大城、小林にチャンスが出てくる」

高橋氏「お互いに知るということがキャンプ中にどれだけできるか」

   甲斐は、正捕手としてソフトバンクの黄金期を支えた。日本代表としては、21年東京五輪、23年ワールド・クラシック・ベースボール(WBC)に出場し、東京五輪では金メダル、WBCでは日本の「世界一」に大きく貢献した。

   このようなキャリアを持つ甲斐に対して、元木氏は「人と人なので、ソフトバンクのピッチャー陣をまとめられていたが、ジャイアンツのピッチャー陣はまた、性格が違うから。『おい、俺の言うことを聞けよ』という感じでいくと、多分失敗すると思う。キャンプの時、ピッチャーとの会話をどこまでしているのかを見てみたい」と語った。

   動画で元木氏と共演した元巨人監督の高橋由伸氏(49)は、甲斐の実力を高く評価した上で、元木氏の意見に対して、次のように持論を展開した。

   「(甲斐と投手陣が)お互いに知るということが、キャンプ中にどれだけできるか。(FAで甲斐を)取ったからには、基本的に甲斐を中心でいくと思う。阿部監督自身も、できれば(捕手を)固定したいみたいなことをメディア上では言っている」

   甲斐は、阿部監督が現役時代に背負った背番号「10」をつけ、巨人での新たなシーズンを迎える。

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