高橋氏「お互いに知るということがキャンプ中にどれだけできるか」
甲斐は、正捕手としてソフトバンクの黄金期を支えた。日本代表としては、21年東京五輪、23年ワールド・クラシック・ベースボール(WBC)に出場し、東京五輪では金メダル、WBCでは日本の「世界一」に大きく貢献した。
このようなキャリアを持つ甲斐に対して、元木氏は「人と人なので、ソフトバンクのピッチャー陣をまとめられていたが、ジャイアンツのピッチャー陣はまた、性格が違うから。『おい、俺の言うことを聞けよ』という感じでいくと、多分失敗すると思う。キャンプの時、ピッチャーとの会話をどこまでしているのかを見てみたい」と語った。
動画で元木氏と共演した元巨人監督の高橋由伸氏(49)は、甲斐の実力を高く評価した上で、元木氏の意見に対して、次のように持論を展開した。
「(甲斐と投手陣が)お互いに知るということが、キャンプ中にどれだけできるか。(FAで甲斐を)取ったからには、基本的に甲斐を中心でいくと思う。阿部監督自身も、できれば(捕手を)固定したいみたいなことをメディア上では言っている」
甲斐は、阿部監督が現役時代に背負った背番号「10」をつけ、巨人での新たなシーズンを迎える。