プロボクシングの元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ、30)が「乱闘」騒ぎを起こし、インターネット上で大きな話題を集めている。
ネリは左右フックを強振するも空を切る
ネリは2025年2月23日に、メキシコ・ティファナでWBA・WBO世界フェザー級15位の亀田京之介(TMK、26)と対戦する。
ネリ対亀田戦のフェイスオフ(対戦する両者が対面すること)が11日に行われ、ネリが亀田に殴りかかる「乱闘」騒ぎが勃発した。
両者にらみ合いが続き、亀田が額を押し付けるようにネリに近付くと、ネリは左フックを強振。そして右フックを続けた。
いずれのパンチも空を切ったが、エキサイトした亀田はネリに対して「来い!」のポーズで応戦。両者は関係者によって取り押さえられたが、亀田は最後まで興奮した様子だった。
このフェイスオフの動画が、ボクシング専門メディアのSNSで世界中に拡散されると、ボクシングファンからネリに批判の声が殺到した。
「ネリは制御不可能だ」
米国の権威と歴史あるボクシング専門メディア「ザ・リング」は公式Xに、「ルイス・ネリが対戦相手の亀田京之介とのフェイスオフでパンチを繰り出す」とのタイトルで動画を投稿した。
この投稿に対するコメント欄には、「ネリは本当にうっとうしい」「ネリは本当の悪役」「とてもダサい」「ネリは制御不可能だ」「プロはあんなことはしない」「ネリが負けることを祈っている」「ネリは汚い男だ」「ネリは狂っている」などの批判的なコメントが寄せられた。
一方の亀田はフェイスオフ直後の11日にXを更新。「パンチも見えた 止まってれる俺に当てれなかった もう勝負は見えた。楽しみしとけよチビ」(原文ママ)と挑発コメントを投稿した。
ネリは過去に、世界タイトル戦で体重超過の失態を犯し、日本のボクシングファンから「悪童」と称されるボクサーだ。24年5月6日には、挑発を繰り返してきたスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)との対戦が実現し、6回TKO負けを喫した。
今回の亀田戦は、井上戦以来となる9か月ぶりの試合で、地元での再起戦となる。
Luis Nery swings at his opponent Kyonosuke Kameda during their face-off.
— Ring Magazine (@ringmagazine) February 10, 2025
[???? Zanfer Boxing] pic.twitter.com/o6DM8vPScZ