ミラーレス一眼「世界3強」のキヤノン シニアのカメラ好き人気がニコン、オリンパスより下のわけ

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ニコンは往年の一眼レフデザインをミラーレスで再現

   ニコンは2021年、往年の一眼レフ「FM2」のデザインを再現したミラーレス一眼「Zfc」を発売。シニアのカメラファンの郷愁を誘った。

   ニコンZfc、オリンパスOM-DともAPS-Cサイズだが、実勢価格は10万円台とリーズナブル。とりわけシルバーボディーはニコンとオリンパスの一眼レフを連想させ、シニアにはたまらないだろう。

   この人気を受け、ニコンは2023年にフルサイズのミラーレス一眼「Zf」を発売した。Zfc同様、往年のFM2をモチーフにしたデザインで、1970年代から1980年代に使用していた「Nikon」の旧ロゴを復活させるなど、細部にこだわった。

   Zfはブラックボディーだけで実勢価格が30万円程度と高価だが、発売当初は生産が追い付かないほどの人気ぶりを示した。

   これに対して、キヤノンには往年の一眼レフの名機「F-1」や「AE-1」を復刻したようなミラーレス一眼が見当たらない。シニアのカメラ好きの人気投票で、キヤノンがニコンやオリンパスの後塵を拝した理由は、この辺にあるのではないか。

(ジャーナリスト 岩城諒 )

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