れいわ新選組の山本太郎代表が2025年2月8日にXを更新し、24年1月1日に発生した能登半島地震のボランティア中に、炊き出しのカレーを食べて批判された騒動を弁明した。
「『食べへんかったら捨てるよ』って言われたやつを、いただいたんです」
当時、山本氏は地震発生直後の1月5日に被災地を訪れ、炊き出しのカレーを食べたことを報告。この時は、物資や患者の輸送ルート確保のため、石川県などは一般でのボランティア活動を控えるように呼びかけていたこともあり、批判を集めていた。
山本氏は8日にXで「私ね、被災地行ってカレー食べて、怒られたんです」と言及。その批判についてネット上では「ただでさえ食料がない中で、カレーを作るってことで、長蛇の列ができた」「その長蛇の列ができた、カレーの列の途中で、山本太郎が割り込みをして、山本太郎がカレーを手にした途端に、もうそこで炊き出しが終わってしまい、その後ろに並んでいた被災者の方々が、膝から崩れ落ちた」といった真偽不明の情報が書かれていたことを明かした。
山本氏はこれを否定し、「私が行った時に、ボランティアの方々が炊き出しをして、被災者の方々にカレーを食べていただきました。それを持って帰ってきました、余りを。それをボランティアのみんなで食べて、最後に、どうする? もう捨てる? 食べる人おらん? っていうところに、私が現れて、『山本さん、食べーや』って。『食べへんかったら捨てるよ』って言われたやつを、いただいたんです」と説明。自身が炊き出しの場に訪れたのは炊き出しが終わったあとで、食べなかったら捨てると言われたものを食べたという。
このバッシングに山本氏は「それがネットでは回り回って、『カレー泥棒』みたいな話になるんですね。すごいよな、って思います」としつつ、「1年経ってもまだ上下水道が通ってないようなところもあるのが、今の能登半島ですね。これって何かっていうと、明日の自分たちの姿なんですよね」と指摘した。
高須克弥氏「食事も排泄も自分でまかなうのがルール」
山本氏は「大きな地震が必ず来るって言われてる国で、1年かかっても、ちゃんとした復興ができない地域まであるっていう国を、本気出させなきゃいけない」と力を合わせて国を変えていくべきだと指摘。
そのうえで、「30年の経済災害で、これだけの国民がしんどい思いをしている時に、その状況を、全然理解しようとしない政治。これ、倒していくしかないんですね」と持論を展開した。
さらに「その先頭に立ちたいんです」とつづり、「だから、こんなイヤな社会をとっとと変えようぜ、ということを言っているのが、れいわ新選組でございます」と明かしていた。
この山本氏の投稿には、「こんなデマを信じちゃう人がいるのか...」「当時からカレーを食べたくらいで何をガタガタぬかしているんだと思っていました」という声のほか、「違う。今は来ないでって言っていたのに来たからだ」「カレーを食べたからじゃなくて緊急車両優先を無視したからなんだけど」といった指摘も集まっていた。
高須クリニックの高須克弥院長は10日にXでこの投稿を引用し、「被災地にボランティアに行く人は自分の食事も排泄も自分でまかなうのがルールです。残すのもダメです」と指摘していた。
カレーの話もありました。私ね、被災地行ってカレー食べて、怒られたんです。これね、ネットの中で色々どんな風に、みんな捉えてるのかなと思って、一瞬見たんですけど、… pic.twitter.com/vXDtbxoqmV
— れいわ 山本太郎 消費税廃止!住まいは権利! (@yamamototaro0) February 8, 2025