「iPhone SE4」の発売が間近に迫っているらしい、というネットニュースが増えてきた。
「らしい」というのは、Appleは公開イベントまで新製品の情報を明かさない企業だからだ。待ち望まれている「SE4」の現時点での情報も、真偽不明のリークも含めた「予想」に過ぎない。
しかし、それだけ大きな期待がかけられているのも事実である。筆者自身は、2020年4月発売の先々代機「SE2」を5年使い続けている。「SE4」に期待する点について整理しよう。
SEシリーズの「小ささ」はやはり魅力
筆者の考えるSEシリーズの一番の魅力は「小ささ」だ。
10年ほど前に「ファブレット」という言葉が流行った。それはタブレットに近い画面サイズの大型スマホで、当時は月を追うごとにスマホが大きくなっていったほど。iPhoneもその流れに乗り、画面は大きく広くなっていった。
しかし、全てのiPhoneユーザーが製品の大型化を望んでいたわけではない。
ディスプレイのフルスクリーン化を考慮したとしても、やはりスマホは昔より図体が大きくなっている。それでは、ズボンのポケットに入れた時の違和感に直結してしまう。また、手の小さい人は大きなスマホを扱いづらいと感じることだろう。
SEシリーズは「昔のサイズのままでいい!」と考えているユーザーを上手く取り込んでいる印象がある。