元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが、2025年1月29日発売のフォトエッセー『透明を満たす』のPRを続けている。
「アマゾン売れ筋ランキング」部門1位の大ヒット
『透明を満たす』は、渡邊さんが書き下ろした5万字超のエッセーと、80ページにわたる撮り下ろしのフォトパートからなるフォトエッセーだ。
著者コメントでは「渡邊渚を知っている人はもちろん、生きづらさを感じている人や病と闘っている人、それを支える周囲の人、同世代の将来に悩む女性など、様々な人たちに届いて欲しい」とし、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に関する思いなどを赤裸々につづっている。
Amazonの売れ筋ランキングでは2月9日現在、「タレント写真集」部門で1位、本全体でも3位と大ヒット中だ。
渡邊さんは同日、インスタグラムのストーリーズを通じて本著の発売に際して行われたインタビュー記事3本の告知を行った。
いずれも、芸能ニュースサイト「モデルプレス」によるインタビュー記事。「精神疾患で突きつけられた偏見、トラウマと向き合う治療の辛さ『1番嫌なところを永遠に何度も何度も』」「誹謗中傷への本音『見えない人の暴力的な言葉に自分を左右されたくない』PTSDを乗り越えられた一言とは」「苦しみに直面してまで世に届けたかったこと フォトエッセイ執筆の真意」として、自身の思いを明かしている。
書籍の発売だけでなく、3日には公式サイトとメンバーシップ(月額課金制の会員サービス)を開設したことも報告。精力的に活動している。
「味方はたくさんいる」「少し控えて」
フォトエッセーをはじめインタビュー記事などでも積極的な発信を続け、大きな注目を集める渡邊さんだが、SNSでは賛否の声が。
7日にインスタグラムに公開した「今日発売の『週刊現代』表紙です。インタビュー記事も」との投稿には、「渚さん綺麗!! 味方はたくさんいるからね!!」「世間のつまらない批判なんかぶっ飛ばしてあなた様の道を歩いてくださいな」といったエールが送られている。
一方で、「辛い思いをされて、努力されてるのも分かります。でもそれが少し複雑に感じる人も居ます。今の段階では少し控えて頂きたく思います、、」「承認欲求の塊、、、PTSDを武器にしないでほしい」など、批判的な声も寄せられている。
渡邊さんは20年にフジテレビ入社。23年7月から病気療養のため休職し、24年8月末に退社した。10月にはインスタで、PTSDを患っていたことと専門治療を終えたことを告白していた。
25年1月17日には、出版に際しての思いをインスタにつづった。「時々、『PTSDの人間がグラビアをやれるわけがない』と言われますが、私は病気になるずっと前からグラビアページに出ていたので、こうして写真を撮られることに抵抗感がありません。むしろ病気によって"できない"と決めつけるのは、他者にも自分自身にもしたくないことなので、こうして挑戦しています」と明かしていた。