子育てを終えて懐かしのデートカーを
ここに挙げたクルマたちは、例外なく80年代から90年代にかけて登場したスポーツカーやスペシャリティーカーだ。当時の若者の「デートカー」だった。
その若者たちが子育て世代となった2000年代以降はスペース効率に優れたミニバンやSUVが人気となった。
そんな80~90年代の若者が子育てを終え、そろそろ仕事がリタイヤを迎えるころ、タイミングを見計らって登場したのが86やスープラ、そしてプレリュードなのだろう。
日産がフェアレディZとGT-Rを少量ながらも継続して生産しているのは、知名度が高く、同社を象徴するイメージリーダーだからだ。
子育てを終え、リタイヤを迎えた世代が、昔懐かしいスポーツカーの新型を退職金で買ったとしてもおかしくない。同世代の筆者もその一人で、自分の青春時代を振り返り、新型を買う気持ちはよくわかる。
販売台数としては決して多くないが、一世を風靡した名車の復活は、これからも続くのではないか。
(ジャーナリスト 岩城諒)
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— Honda 本田技研工業 (@HondaJP) December 17, 2024