福井県立大学が国内初の「恐竜学部」を2025年4月に開設する。その大学生に向けて地元企業が新築するマンション、仮称は「白亜紀ダイナ荘」──。
福井県勝山市で始まったプロジェクトをめぐり、そのネーミングセンスが好評だ。地元企業関係者はJ-CASTニュースの取材に対して、将来の「恐竜博士」を迎えることになるマンションへの熱い思いを語った。
「仮称に洒落が効いてて好き」
開設される恐竜学部では1年生は永平寺町、2年生以降は勝山市のキャンパスに通うことになるという。
これに伴い、北陸銀行(本店・富山市)が2月5日に公式サイトで、総合建設業を営む老舗の大北久保建設(福井県勝山市)と連携し、同学部生向けの3階建て賃貸マンションを勝山に新築して、1階に銀行支店を出店すると発表した。
発表によると、建物名称は「(仮)白亜紀ダイナ荘」。所在地は現在の北陸銀行勝山支店と変わらず、同店は11月4日に移転するという。マンションは10戸で入居開始は26年3月予定だ。
取り組みは勝山応援プロジェクトとして、「学生の生活基盤を支援するとともに、地域に金融サービスを提供することで、持続可能で誰一人取り残されない社会の実現に向けて、微力ながら地域貢献できるものと考えております」などとうたっている。
建物の仮称はXで注目され、「ネーミングセンスがよい」「仮称に洒落が効いてて好き」「俺が学生なら住みたいもんな」などと好評を博しているほか、「仮称にしておくのは惜しいな」「そのままでいいと思うw」といった声も相次いでいる。