田中将大は巨人で完全復活できるか? 元DeNAヘッドが「新投球フォーム」を分析...「大胆に変えている」

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「今のマー君に合うフォームを久保コーチが探した」

   「今のマー君に合うフォームを久保コーチが探した。(フォームをものにしたのは)センス。ただ、今はいいかもしれないが、いったん絶対に壁に当たる。変えたものは、一瞬はいい。新鮮だし、目からウロコみないなところがある。投げていて『あれっ?』というところがある。そこを乗り越えて自分のものにしたら本物。今は光が見えた状態」

   田中はこれまで楽天で119勝、大リーグのニューヨーク・ヤンキースで78勝を記録。節目の日米通算200勝まであと3勝に迫っている中、高木氏は「(200勝まであと)3勝とか言われているが、3勝どころじゃない。ローテーションの軸になる可能性がある」と明言した。

   田中はヤンキースから楽天に復帰した21年以降、勝ち星が黒星を下回る状態が続いていた。21年は4勝9敗、22年は9勝12敗、23年は7勝11敗、24年は勝ち星なしの1敗に終わった。

   巨人1年目の25年シーズンで完全復活することができるのか。高木氏は、次のように予想した。

   「開幕まであと2か月ということを考えると、その中で実戦が数試合ある。たぶん2か月あれば間に合う。マー君だったら習得する。今はフォームを固めていく作業。それを忘れないように体に叩き込んでいく。そういうことが大切。フォームが変わってリリースポイントが違うと、今まで投げていた変化球の精度などが変わっていく。フォームがある程度固まったら、その微調整に入っていく」

   そして、具体的な勝利数に言及。「フォームが固まり、指先の感覚もいい感じだったら、たぶん10勝ぐらいはいける」と太鼓判を押した。

   巨人の1軍は13日に宮崎キャンプを打ち上げ、15日から場所を沖縄県那覇に移して2次キャンプを張る。

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