元女子アナでYouTuberの青木歌音さんが2025年2月6日、自身の「性分化疾患」についてXで説明を行った。
「Y染色体=男って判断は控えた方が良い」
現在は女性として生きている青木さんだが、性分化疾患のため男性として生まれ、高校球児として野球を続けてきた経歴を持つ。そんな青木さんは、かつて「【実は元男】女がたった1人でプロ野球の入団テストに参加してみたら‥」とのYouTube動画で一躍注目を集めたこともある。
青木さんは6日、自身に寄せられた「僕には貴女がよく分かりません。性分化疾患って難しいです。それは漫画ランマのような事ですか? 勉強不足はごめんなさい。化粧をしてない写メはありませんか?」とのDMを公開し、「DMで化粧なしの私を見てなにかの判定をしたいそうなので載せます」とすっぴんの写真を公開した。
完全なすっぴんと、「マツエクして眉毛描いてる」という普段の姿の2枚を公開し、「性分化疾患は先天性の疾患で らんまとは全然違います」とした。
「Y染色体持ってるってことは男?」との質問には、「Y染色体があっても性分化疾患の場合 女性仮性半陰陽だったりアンドロゲン不応症だったり5α-還元酵素欠損症などの方々がいて、その方々は何も問題なく女性として出生届を出して女性として生きていますので、Y染色体=男って判断は控えた方が良いと思います」と説明。
「私には何言っても大丈夫です!!!!!」ともしている。
「世の中に浸透してない状況では特別対応は難しい」
24年のパリ五輪・ボクシング女子66キロ級で、性分化疾患により男性の特徴であるXY染色体を持つと報じられていたイマネ・ヘリフ選手の出場が波紋を広げていた件を受けての「青木さん的にはスポーツとかだとやはり男性の方ででるべきだと思いますか?」との質問には、「出るかどうかは内性器の状況によると思いますね、、」と回答した。
「間違えてたら申し訳ありませんがオリンピックに出てた彼女は恐らく成長期から男性化していく性分化疾患だと思うので、女性の大会に出るのは私は反対派です」
自身について「私の場合は成長期から男性ホルモンが欠乏し声変わりが起きず胸が発達し現在のようになったため、筋力的に男性の大会に出ると圧倒的に不利になります。スポーツテストも同年代女性のほぼ平均値でした」とするも、「ですが私も女性の大会は出ない方が良いです」。
「スポーツテストの結果的にも恐らく数値的には問題無いと思いますが、性分化疾患と言う疾患が世の中に浸透してない状況では特別対応は難しいと思うんですよね」とし、「なので性分化疾患の方はスポーツ大会は 今の状況では出ない方が良いと思います」と持論をつづった。
「ホルモンの数値測定だったり色々と精密検査とかして それなら文句言われない! みたいな時代が来るまでは混乱を避ける為に出場はしない方が良いと思います!」
野球企画で注目を集めた青木さんだが、「私自身、男性ホルモンが欠乏して行く影響で野球部の練習や周囲との差について行けなくなり絶望し高1の秋に部活を辞めてしまいました」という。
「それでも野球は好きなので今でも定期的に練習してますが この前中学時代のチームメイトと会って投げる球のスピード対決したら私が89キロで彼が128キロとかでした」と明かし、「彼は13年間野球を何もやってないのにこの記録でした。複雑な気持ちではありますが性分化疾患によってここまで変わります」と実体験をつづっている。
Y染色体があっても性分化疾患の場合
— ??青木歌音?? (@memory_kanon) February 6, 2025
女性仮性半陰陽だったりアンドロゲン不応症だったり5α-還元酵素欠損症などの方々がいて、その方々は何も問題なく女性として出生届を出して女性として生きていますので、Y染色体=男って判断は控えた方が良いと思います。
私には何言っても大丈夫です!!!!! pic.twitter.com/HhxuO0g0NL