既婚者マッチングアプリは怪しいものではないのか? カドル(Cuddle)- 既婚者マッチングアプリに聞く

提供:ThirdPlace株式会社

   独身者向けの婚活の手段のひとつとなりつつあるマッチングアプリだが、一方で既婚者向けをうたうマッチングアプリも登場している。怪しいものではないのか? カドル(Cuddle)- 既婚者マッチングアプリのPR担当者に聞いた。

既婚者マッチングアプリとは
既婚者マッチングアプリとは

家庭や職場ではない既婚者のための新しい第三の居場所

   ThirdPlace株式会社が運営する、「カドル(Cuddle)- 既婚者マッチングアプリ」。既婚者マッチングアプリと聞くと、「既婚者同士」の「出会い」を促して大丈夫かと心配する人もいるだろう。

   この点について、PR担当者・渡辺祐介氏は、「カドル(Cuddle)」は既婚者同士で悩みや愚痴を共有できる場所――つまり、家庭や職場ではない『既婚者のための新しい第三の居場所』となる既婚者コミュニティを形成できるツールとしてご利用いただきたい」と説明する。

   もっとも、渡辺氏は「サービスのリリース当初は、既婚者のみということもあり、世間から受け入れられにくい部分はあった」と打ち明けつつも、25年1月時点で50万人以上のユーザー数を抱えるサービスへと成長したという。

「『夫婦関係が円満になった』『相談をして楽になった』などの感謝の声も多くいただいております。カドル(Cuddle)の運営にあたり掲げている、既婚者同士で悩みや愚痴を共有できる『既婚者のための新しい第三の居場所』として多くの方にご利用いただけていることからも、世間一般の方が持つ既婚者マッチングアプリ=不倫や不貞行為の助長をするものでないことの証明につながっているのだと考えています」

   もともと「カドル(Cuddle)」は、「結婚すると職場と家庭の往復になり、コミュニティが狭くなりがちになる。既婚者同士で悩みや愚痴を共有できる場、家庭や職場ではない既婚者のための新しい第三の居場所を作りたい」という考えから開発された。

「市場調査をしていく中で、独身者にはない既婚者ならではの独特なニーズが存在する。結婚後の生活の方が独身時代より長い。世の中には独身者より既婚者が多いにもかかわらず、なぜ既婚者に特化したマッチングアプリが存在しないのかという事象に着眼しました。そこで、知り合い100人の既婚者にインタビューをした結果、需要が高いことがわかり開発に着手することにしました」

AIと人の目を通したダブルチェック

   人同士がつながるコミュニケーションアプリは、本来の使い方を逸脱して悪用される恐れがある。「カドル(Cuddle)」の場合、運営側はどのようなリスクヘッジをしているのか。渡辺氏は次のように説明した。

「悪質な使い方をするユーザーが発生することのないように、セキュリティを万全に運営を行なっております。例えば、『カドル(Cuddle)』に搭載されている最先端のAI(人工知能)はGAFA(米国の大手IT企業4社、グーグル、アマゾン、フェイスブック=現メタ、アップル、のこと)出身のエンジニアがカドル(Cuddle)専用として構築したものです。最先端のAIを活用し、24時間365日さまざまな項目での監視を行なっています」

   渡辺氏によると、運営側では人によるチェック体制も取り入れている。

「AIのみに頼らず、人による審査部門もあり、入念なプロフィール審査、AIと連携したアカウント審査を行なっています。AIと人の目を通したダブルチェックにより、少しでも悪質な使い方をするユーザーは即時アカウント停止の処分や、追加認証を行なっていただきます。さらに、利用者側でも不審な方がいればすぐに運営に通報することができ、即時マッチングの解除なども利用者側で行えます。利用者から通報をいただいた場合には、審査部門が速やかな対処を行っています」

   悪質な使い方をするユーザーとしては、すぐに肉体関係を求める、投資詐欺などを持ちかける、などが含まれる。

「投資勧誘や怪しげな海外からの業者はどのようなSNS、マッチングサービスを利用していても遭遇することはあるかと思います。そのようなユーザーにだまされるユーザーが出ないよう、カドル(Cuddle)ではマイページの目立つ部分でユーザーへの注意換気を行なっています。そこではマッチングサービスやSNSでよく行われる詐欺や勧誘の手口、悪質なユーザーの特徴と対策などを記載し、トラブルへの事前策を施しています」

男女特有の考え方の違いがわかるように

   ユーザーは実際どのように利用しているのか。「カドル(Cuddle)」の担当者を通じ、ある30代女性ユーザーは「家庭で生まれた悩みや愚痴を誰かに聞いてほしいという思いから」とコメントした。

「私は春から夫の転勤で、縁もゆかりもない土地に引っ越してきました。これまでは身近に境遇の近い相談できる友人がいたこともあり、家庭の悩みやちょっとした愚痴をこぼすことができていました。しかし、取り巻く環境が一気に変わってしまい、その友人とはこれまでのような距離感で相談をすることがなくなりました。
そこでカドル(Cuddle)を利用してみたところ、同じような悩みや思いを抱えている方が非常に多くいて、自分だけではないのだと安心することができました。家庭の悩みや愚痴を溜め続けることなく、円満に前向きな家庭生活を送るうえで大切なことを見失わずに済んだのかなと思います」

   加えて、「カドル(Cuddle)」を使うと、「同じような境遇の方や悩みを共感できる相手に出会える」ことがメリットだとした。

「自身の中で考えていても、パートナーへの苛立ちや疑問などはなかなか解決できません。しかし、異性の意見を聞けることで、男女特有の考え方の違いや言葉の受け取り方の違いなどがわかってきます。そのおかげもあり、夫の行動やかけてくれる言葉の意味を深く理解し、お互いを尊重できる関係になったのではないかと思います」

   では、利用していることを夫に話しているのだろうか。

「私は夫に対してカドル(Cuddle)の利用を伝えるには至っていません。もちろん、夫にも伝えたうえで利用することが、一番波風立たないことは理解しています。しかし、相談している内容が夫の愚痴や家庭の悩みになりますので、知っていい思いをすることはないと思うからです。伝えていないからといって不貞行為をしているということではないですし、サービスの中で不貞行為をしようとする方は運営の取り締まりによって厳しく管理されていますので、私は安心して利用することができています」
「カドル(Cuddle)- 既婚者マッチングアプリ」
「カドル(Cuddle)- 既婚者マッチングアプリ」

   「カドル(Cuddle)- 既婚者マッチングアプリ」では、ユーザーが住む地域や趣味、嗜好など、プロフィールに登録されている内容からAIが最適な相手を提案する。

   ユーザーの行動データや過去のマッチング履歴、メッセージのやり取り傾向などをAIが解析する仕組みがある。利用料は、女性は無料。男性は月額9800円~。

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