約8か月で8件...赤穂市民病院の医療事故「モチーフ」のウェブ漫画、作者は「被害者の親族」だった

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刑事告訴や提訴でも「堂々と公益性を主張」したい

   続けて作者は、漫画制作の経緯を説明。一連の医療事故についての病院の対応などを見て、「真相が究明されないまま事件の記憶が風化すれば、また新たな犠牲者が生まれてしまうのではないか」と強い危機感を覚え、「どうにかしてこの問題を社会に伝えたい」と考えたという。それには当時は公表されていなかった内情を伝える必要があったが、そのまま伝えることにはリスクがあると感じ、フィクションという形を選んだとした。

   さらに、「自分が竹田くんのモデルである」として発信者情報開示請求の申し立てがあったこと明かした。情報が開示されたが、「損害賠償請求訴訟等の法的措置はとられておりません」とした。

   そのうえで、

「今後、一連の医療事故に関わった医師から、漫画の表現について刑事告訴や訴訟提起が行われることがあったとしても、堂々と公益性を主張し、粛々と対応してまいりたいと考えております」

と表明した。

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