「飲酒して授業に」「電波で監視されている」 中央大の丁寧すぎる「学生相談ハンドブック」、狙いを聞いた

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「すれ違う人がみんな自分の悪口を言う」

   2月3日、「すれ違う人がみんな自分の悪口を言う」「電波で監視されている」などと訴える学生への対応方法もXで注目を集めた。それに対する中央大の回答は次のように書かれている。

「始めに、相手の気持ちへの『アンテナ合わせ』をしましょう。相手の思考や感情のチャンネルに合わせて話を聴いてみます。警察官のような詰問調や、こちらの聴きたいことを一方的に引き出そうとすることはよくありません。相手がどういうテーマなら話し、どういうテーマなら黙るのか。安易に批判や判断をせずに、教えてもらうという姿勢で臨むことが大切です。

相手は非常に敏感になっているので、足を組み替えるなどのしぐさも、否定的な印象を与えることがあるので気を付けましょう。あいづちをうち、適度に相手の顎のあたりを眺めながら、心を込めて聴く態度が大切です」

   こちらの回答は全800文字。こうした主張を訴える学生へ寄り添った内容で書かれているため、「聞き手に回る素晴らしさよ」「これはすごいわ」「なんだか感動してしまった」などの声が上がっている。

   なぜこうした内容を掲載しているのか。誰が回答しているのか。中央大広報室は4日、J-CASTニュースの取材に対して、「誰が」といった具体的な回答は避けたものの、その狙いを「中央大学には、学生の皆さんが豊かな大学生活を送るためのさまざまなサポート体制があり、今般お問い合わせをいただいた学生相談室の取り組みもその一つでございます」と答えた。

   広報室は、「今後も学生の皆さんに寄り添い、よりよい学生サポートに尽力してまいります」としている。

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