2025年シーズン、井上一樹新監督が就任し、春季キャンプで選手たちがハツラツとした動きを見せる中日。一番の課題は得点力を上げることだ。
昨年は5年連続リーグワーストの373得点に終わった。貧打を解消できないことが低迷から抜け出せない要因となっている。
2年契約最終年、復活を期して
細川成也、石川昂弥、福永裕基ら生え抜きの成長株たちが打線の軸になる活躍が求められる一方で、復活すれば大きなプラスアルファになる選手が35歳のベテラン・中田翔だ。
移籍1年目の昨年は腰痛などコンディション調整に苦しみ、62試合出場で打率.217、4本塁打、21打点と不本意な成績に。2年契約最終年の今年は、復活に向けて期する思いが強い。昨オフは15キロの減量に成功したことを自身のインスタグラムで報告していた。
一塁の守備能力は球界屈指。打撃で本来の力を発揮できればクリーンアップを任せられるが、競争を勝ち抜く必要がある。
ライバルとなる新外国人のマリナーズ傘下3Aでプレーしたジェーソン・ボスラーは、昨年3Aで31本塁打、110打点をマークした左の長距離砲だ。