「どんだけ大金稼いでも、これだけは手に入れられない」
モトキさんの話に触発され、シルクロードさんも、実はYouTubeをやめようとしていた時期があったと心情を吐露する。それは2018年8月のことだという。
シルクロードさんは、「あのとき、けっこう落ちてて、俺。メンタル的にぶっ壊れてたの」と明かす。多くの仕事や悩みを抱えて精神的に限界を迎えたのか、ある朝起きた瞬間に全記憶が飛んだという。翌日のイベントをキャンセルしたい気持ちを抑え、逃げ出したい気持ちを抱える自分自身を企画にしたことで、なんとか持ち直したそうだ。当時の経験があったことで、モトキさんにも寄り添えているという。
現在は、メンタルの浮き沈みがあっても、「ここ(フィッシャーズ)の関係性をもう一度誰かと作れって言われても絶対に無理」「どんだけ大金稼いでも、これだけは手に入れられない」と、かけがえのない関係を守りたいという思いで頑張れている。さらに、それぞれの役割があることが、グループの存続やメンバーのメンタルを守ることにもつながることを感じた1年だったと、シルクロードさんは語った。