「同じような病気の人と、情報交換できたらな」
病気のことを知っているのは、「家族と、数人の友達と、事務所の大人たちだけ」だったという。公表に踏み切った理由について瀬戸さんは、「もう言わずにいることに限界を感じたから」と説明した。
瀬戸さんの歩き方などを見て「大丈夫ですか?」と声をかけられることが多くなったとし「他人からの目線が気になって、外に出かけたくない。そうすると、ますます病気が進行してゆく。の、悪循環。だからもういっそのこと、みんなに知っておいてほしい。それが、最初の動機でした」と明かした。
もう一つの理由として、「同じような病気の人と、情報交換できたらな」とも挙げる。
「もしも同じような病気の人で、子どもを持ちたいと考えている人がいたら。何か伝えられることが、わたしにもあるかもしれない」
「こんなわたしでも、誰かの役に立てたら。そんなに嬉しいことは、他にはありません」
といい、今後は病気について発信することも増えるとした。
「今後みんながこの病気のことを知ってくれて、さらに研究が進み、有効性のある根本的治療薬が開発されることを、期待しています」と伝えた。
最後に、「はー。緊張した。っていうか、してる」と病気の公表にあたっての心境を明かした。
この投稿に、同様の難病を患っているという人からのコメントや医療関係者だという人からの励ましの声、「公に対して発信するのに勇気があることを伝えてくれて本当にありがとうございます」「心から応援いたします」といった声が寄せられている。