逃げ道を作る婉曲な反対を仕切るには
おそらく、「反対です」と言い切れない、自分なりに婉曲に反対を主張しているのです。
つまり、「ここらへんでノーと旗振ってんだけど、ちょっとわかってくれるかな」ぐらいの感じ。ノーと言い切れないゆえの婉曲な表現をした一言、というわけです。
なぜ、このような玉虫色な回答をするのでしょうか? おそらくそういうは、押しの強い人ではありません。
「イエスかノーか」といったときに、「比較的イエス」とか、「黒か白か」といったら「黒に近い白です」とか。そういう余韻とか逃げ道を作っておきたいのです。
だから、「イエスなんですか、ノーなんですか」と尋ねても曖昧な答えが切れ味あふれるものにはなりません。
こうした存在により、会議が膠着してしまっていいのか? もちろん、いいはずありません。誰かが仕切って、結論を導いていくべきです。
そうしないと、時間はかかるし、こうした玉虫色の発言が影響力を発揮する、残念な状況を生み出します。巧みに対策を仕掛けていきましょう。