東京美容外科統括院長の麻生泰氏が2025年1月30日、Threads(スレッズ)を更新し「美容整形版 令和の虎」の主催を降りると発表した。
「時流に合わないようです」
東京美容外科・沖縄院院長の黒田あいみ氏が解剖研修の写真をSNSに公開したことを受け、同院の統括院長を務める麻生氏はXを通じて複数回にわたって本件に関する発信を行い、物議を醸す事態となった。
麻生氏は31日にスレッズを通じて、「美容整形版 令和の虎から主催を降りる事にしました」と報告した。
「美容整形版 令和の虎」は、志願者が整形を勝ち取るため自身の魅力やコンプレックスをプレゼンし、美容整形医の「虎」による整形の決断を受けるというYouTubeリアリティショーだ。
麻生氏の公式YouTubeチャンネルでは、30日に「18人目」となる志願者をめぐる楽屋トークの動画を公開していた。
麻生氏は、企画の趣旨について「僕は、一つくらい様々な理由で厳しい状況にある志願者に高額な施術を提供できる機会があっても良いのではないかと考えて、お金や時間を使ってきたつもりでした」と説明し、「美容整形での新進気鋭の若手ドクターを皆さんにもご紹介できる機会だとも捉えていましたが、時流に合わないようです」とつづった。
「批判コメントは厳粛に受け止め、皆さんが面白くない番組を作っても仕方ないので僕自身は主催を降りる決断をしました。批判されてまで、高度な施術を提供する事はドクター達にとっても人生の時間の無駄使いですから」
今後については、「後の事は意思を継いで頂ける若手にお任せしたいと思います」としている。
麻生氏の発表には、「美容医療は一歩踏み出すのに勇気がいりますが、先生方の様な全力を尽くしておられる方々に施術してもらえたら安心して美容医療受けれるのになと思いながら拝見していたのに残念です」「時代に逆行してるとは思いません。美容整形の間口が広がった時代だからこそ、セールストークじゃない美容外科医師が集まっての技術解説には価値があった」など、惜しむ声が寄せられている。
Xをしばらく離れます。
— 麻生 泰 (@asoutoru) January 10, 2025
今回、炎上を経験して如何に自分の失言が物事に影響を及ぼすのかを鑑みた時に、このツールには何のメリットも無かったなぁと実感しました。
医師の退職が3名。入職が確定していた医師が2名辞退され、新たな銀行との取引も白紙になりました。…
Threadsで見る