佐々木朗希の球速はなぜ落ちた? 元パ・リーグ最多勝投手が分析...「球速落ちる傾向はどの選手にも」

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「体が大きくなれば、変わっていくのだろう」

   明治大学出身の武田氏は、87年ドラフト会議で日本ハムに1位指名され入団。95年オフに交換トレードで、福岡ダイエーに移籍すると、プロ11年目の98年シーズンに13勝を記録し、パ・リーグ最多勝のタイトルを獲得した。

   武田氏は、自身の球速が落ちた原因に関して、「やっぱり筋力が落ちていたんじゃないかな」と自己分析し、佐々木について、次のように言及した。

   「走るのも、投げるのもそうだし、フォーム的なこともそうだし。(自分は)いちからやり直す時間があったので、できてよかった。いつも一緒だと思っていても、微妙に違っていたり、力を入れるタイミングが違ったりとかあるから。(佐々木は)その部分で何かあったんじゃないかな。18歳から(プロで)投げているわけだから」

   ドジャースとはマイナー契約ながら、米国内での佐々木の評価は非常に高い。「MLBパイプライン」、米スポーツ局「ESPN」などのメディアが作成する、有望株ランキングトップ100で軒並み1位に選出されている。

   大きな期待がかかる佐々木だが、大リーグ1年目で球速は復活するのか。武田氏は「体が大きくなれば、変わっていくのだろうけど。大谷(翔平)だってケガをしながら体が大きくなっていって、よくなっている感じなので、そこらへんは試練じゃないかな」との見解を示した。

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