【大リーグ】「韓国の至宝」キム・ハソン、移籍先まだ決まらず 地元メディア嘆き「開幕後も未契約の可能性」

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    大リーグのサンディエゴ・パドレスからフリーエージェント(FA)となった韓国出身のキム・ハソン内野手(29)の移籍先がいまだ決まらず、韓国メディアが嘆いている。

  • キム・ハソン選手(本人インスタグラムより)
    キム・ハソン選手(本人インスタグラムより)
  • キム・ハソン選手(本人インスタグラムより)

24年シーズンの8月に右肩を負傷し戦線離脱

    キムは、韓国プロ野球(KBO)リーグのキウム・ヒーローズからポスティングシステムを利用して、20年オフにパドレスに入団。地元メディアによると、最大5年の総額2800万ドル(約43億円)の契約だったという。

    米メディアによると、24年オフにFAとなったキムをめぐり、複数の球団が興味を示していたという。

    移籍先の候補として、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ニューヨーク・ヤンキース、アトランタ・ブレーブス、シアトル・マリナーズなどが挙がっていたが、28日時点で大リーグ球団と契約した報道はない。

    キムは大リーグ4年目となる24年シーズン途中の8月に、右肩を負傷し戦線離脱した。米メディアの報道によると、肩が完治して試合に出場できるのは5月になるとの見通し。肩の負傷が、いまだ所属先が決まらない大きな要因になっているようだ。

    「韓国の至宝」と称されるキムの現状に関して、地元スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は2025年1月29日、「ショック!キム・ハソン、シーズン開幕後も未契約の可能性」などのタイトルで記事を公開した。

「スプリングトレーニング期間中も契約をまとめることは難しい」

    記事は「フリーエージェントになったキム・ハソンが、今年のレギュラーシーズン開幕後も相当期間チームを決められない可能性があるという衝撃的な見通しが出て、大きな関心を集めている」と書き出し、次のようにキムの現状に言及した。

    「キム・ハソンは、全体的に攻撃力はリーグ平均、守備力はトップクラスだが、肩の手術で復帰時期を正確に測ることができず、すぐにどの球団と契約できるのか予測が難しいということだ」

    キムは大リーグ4年間で通算47本塁打、200打点、打率.242を記録し、出塁率と長打率を合わせたOPSは.706。守備では23年に、ユーティリティー部門でゴールデングラブ賞を受賞するなど、高い守備力を誇る。

    パドレスでレギュラーに定着していたキムの現状は、当初、地元メディアが予想していたものとは大きく異なり、苦境に立たされている。

    「スポーツ朝鮮」は、「キム・ハソンは、とにかく少なくとも4月末までは出場が不可能なため、今はもちろん、スプリングトレーニング期間中も契約をまとめることは難しい」とし、「結局、復帰時期がはっきりした時点で、投球する右肩が大丈夫だという確信を得るまで、契約を結ぶのは難しいと見るべきである」との見解を示した。

    「韓国の至宝」の所属先はスプリングトレーニングまでに決まるのか。大リーグの公式サイト「MLB.com」によると、各球団が開幕前に行うスプリングトレーニングは2月中旬からスタートするという。

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