中国人の春節旅行先、日本が一番人気 落とすお金も国別でトップ

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   中華圏で旧暦の正月(旧正月、春節)が始まった。今年(2025年)の春節は、中国人の海外旅行先で日本が一番人気というデータもあり、日本の観光地や商業施設では「春節インバウンド商戦」に期待が高まっている。

   日本に来る中華圏旅行者はどこに行っているのか、調査や旅行者の声から動向を探った。

  • 春節にともなう東京タワーのライトアップ
    春節にともなう東京タワーのライトアップ
  • 旅行の消費額は中国人がトップ。台湾が2位
    旅行の消費額は中国人がトップ。台湾が2位
  • 東京、大阪、京都の人気は変わらない。写真は京都の祗園祭。浦上早苗撮影
    東京、大阪、京都の人気は変わらない。写真は京都の祗園祭。浦上早苗撮影
  • 雪コンテンツは台湾・香港からの旅行者に人気が高い。写真は草津温泉の湯畑。浦上早苗撮影
    雪コンテンツは台湾・香港からの旅行者に人気が高い。写真は草津温泉の湯畑。浦上早苗撮影
  • 春節にともなう東京タワーのライトアップ
  • 旅行の消費額は中国人がトップ。台湾が2位
  • 東京、大阪、京都の人気は変わらない。写真は京都の祗園祭。浦上早苗撮影
  • 雪コンテンツは台湾・香港からの旅行者に人気が高い。写真は草津温泉の湯畑。浦上早苗撮影

東京タワー、映画村...各地でイベント

   中国本土をはじめとする中華圏や東南アジアの一部の国は、旧暦の正月を祝う風習がある。2025年の場合、旧暦の元旦に当たるのが1月29日で、中国、台湾、香港では前後の5~7日が春節の休日になる。

   最も人口が多い中国は1月28日から2月4日が法定休暇だが、その直前の週末から休みを取って帰省したり旅行したりする人も多い。国営メディアによると今年は1月中旬から2月下旬までの1か月強でのべ90億人が移動する見通しだ。

   春節は地元に戻って家族親せきで過ごすのが伝統的なスタイルだったが、近年は海外旅行に出る人も急増した。受け入れる国・地域は春節イベントを実施し、誘客に力を入れる。

   日本では東京タワーが1月28日から春節仕様のライトアップを実施。上野中央通り商店会は春節期間中にカニ汁を無料で振る舞う。

   京都市の東映太秦映画村は、「赤と金の春節祭」を初めて開催する。侍や町人など江戸の住人たちが、「赤」と「金」を基調とした衣装で来場者を出迎えたり、江戸の街並みを赤い提灯で彩ったりして、中華圏からの旅行者を歓迎するという。

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