企業が就活生に発信するSNSにご注意...「上司が偉そう」「癖の強い朝礼」「おふざけ動画」は一発アウト/マイナビ・服部幸佑さん

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   就活生向けにSNSでアピールする企業が増えているが、大学生はしっかりSNSから透ける企業の裏側を見ている。

   就職情報サイトのマイナビ(東京都千代田区)が2024年1月20日に発表した「マイナビ2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」によると、「癖(くせ)の強い朝礼」とか「TikTokで新入社員が踊る様子」などは、入社後の自分の姿を予想させてNGものだという。

   イマドキ就活生は、企業のSNSのどこをチェックしているのか。調査をまとめたマイナビの服部幸佑さんに聞いた。

  • カジュアルな服装で働きたい(写真はイメージ)
    カジュアルな服装で働きたい(写真はイメージ)
  • (図表1)社会人になった際、どのような服装で働くことが理想か(マイナビ作成)
    (図表1)社会人になった際、どのような服装で働くことが理想か(マイナビ作成)
  • (図表2)どのような服装で働くかが入社意欲に影響するか(マイナビ作成)
    (図表2)どのような服装で働くかが入社意欲に影響するか(マイナビ作成)
  • (図表3)SNSで企業に発信してほしいコンテンツ(マイナビ作成)
    (図表3)SNSで企業に発信してほしいコンテンツ(マイナビ作成)
  • (図表4)企業が発信していると、マイナスなイメージを持ってしまうコンテンツ(マイナビ作成)
    (図表4)企業が発信していると、マイナスなイメージを持ってしまうコンテンツ(マイナビ作成)
  • 服部幸佑さん(本人提供)
    服部幸佑さん(本人提供)
  • カジュアルな服装で働きたい(写真はイメージ)
  • (図表1)社会人になった際、どのような服装で働くことが理想か(マイナビ作成)
  • (図表2)どのような服装で働くかが入社意欲に影響するか(マイナビ作成)
  • (図表3)SNSで企業に発信してほしいコンテンツ(マイナビ作成)
  • (図表4)企業が発信していると、マイナスなイメージを持ってしまうコンテンツ(マイナビ作成)
  • 服部幸佑さん(本人提供)

就活生は、企業のSNSにリアルな職場風景を求めている

   マイナビの調査(2025年12月20日~31日)は、2026年卒業予定の全国の大学生、大学院生1131人が対象。

   社会人になった際にどのような服装で働くのが理想かを聞くと、「オフィスカジュアル」が49.1%となった。Tシャツ・スニーカーなどのカジュアルな服装(19.7%)と含めると、約7割がカジュアル派だ【図表1】。

   また、服装が企業の入社意欲に影響すると思う学生が36.9%となり、昨年(2024年)の31.5%より5.4ポイント増えた【図表2】。

   どんな服装で働いているかは、企業が就活生向けに発信するSNSで一目瞭然だ。企業から発信してほしい情報を自由回答で聞くと、「1日のスケジュールや社員の方々の雰囲気」「会社の雰囲気がわかる動画」「営業職のリアル」「嘘偽りのない仕事風景」などシビアな要求が相次ぐ【図表3】。

   SNSの利用に長けている学生は、企業文化や実際の働き方、福利厚生など企業の最新情報を取得でき、理解を深めることができるコンテンツを求めているのだ。

   一方、企業が発信するとマイナスなイメージをもつものは、「TikTokで新入社員が踊っている」「ダンスしている様子やふざけた動画。入社後にやらされるのかと思う」「癖(くせ)の強い朝礼の様子」「上司が偉そうな様子や、上下関係がはっきりしている様子」「集まれ!みたいなもの」などの意見が挙がった【図表4】。

   こうしたSNSから学生は、入社後の自分の姿をイメージしてしまうようだ。

姉妹サイト