フジ10時間会見 中身があったのは最初の1時間半―論点深まらず

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   フジテレビが2025年1月27日に行った中居問題に関する記者会見は、午後4時に始まって、日付が変わって午前2時まで10時間半近くも続いたが、はたしてそれだけの中身があったのか。

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玉川徹「9時すぎまで見てました」

   翌朝28日のテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一のモーニングショー」で、レギュラーコメンテーターの玉川徹さんは途中で見るのやめたとこう明かした。

「9時過ぎまで見てましたけど、もうカオス(大混乱)になっちゃって、見てられなくなってやめました」「テーマとしては、大きくいえば、せいぜい3つか4つなんですね」

   そして挙げたテーマが、「(フジテレビ相談役の)日枝さんの問題」「(トラブルに関与したとされる)幹部社員Aの問題」「トラブルが起きたあとのフジテレビの対応。なぜ中居さんの番組を1年半も続けたのか」の3つだった。

   玉川さんは「その関連の質問を受けるみたいなことをやれば、深まっていたはずなんですね、議論が。ところが、ランダムに当てていっているので、あっちに行ったり、また戻ったりして、結局10時間なんですよ」。

   「こういうふうなやり方というのは、素人だったらありますよ。しかし、フジテレビは番組を作って演出する人がいっぱいいる会社じゃないですか」と、時間は長かったが、解明されたことは少なかったと残念がった。

「1時間半で論点は尽きてます」

   解説ゲストの亀井正貴・弁護士氏も、「おっしゃる通り、論点は明確なんですよね。ですから、私も見ていましたが、おそらく1時間半で論点は尽きて、質問も回答も尽きてます」と指摘した。

   要するに、会見で中身があったのは、初めの1時間半だけだったということだ。

(シニアエディター 関口一喜)

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