春季キャンプ直前にビッグニュースだ。2024年はメキシカンリーグでプレーしていたトレバー・バウアーが古巣のDeNAに復帰することが、複数のスポーツ紙で報じられた。
「結果はきっちり残すと思います」
「DeNAは先発陣に不安を抱えていたので、最強のピースが加入したと言えるでしょう。日本でプレーしていたし、打者の抑え方を熟知しているのは強みです。いろいろ言われていますが、責任感が強い選手なので、結果はきっちり残すと思います」(スポーツ紙デスク)
実力は誰もが認める。20年にサイ・ヤング賞を受賞するなど、メジャーで2ケタ勝利を5度マーク。DeNAに23年3月に加入すると、19試合登板で10勝4敗、防御率2.76と好成績を挙げた。
メジャーでのプレーを熱望し、DeNAを退団後はメキシカンリーグでプレーしていたが声が掛からず。かつて、首脳陣と衝突した過去もあり、「問題児」というイメージが定着してしまっているのは否めない。メジャー復帰が厳しい状況となり、獲得に向けてラブコールを送っていたDeNAへの復帰を決断した。
昨季、2ケタ勝利は東克樹のみ バウアー加入で厚み
昨年レギュラーシーズン3位からCS、日本シリーズを勝ち抜いて頂点に立ったDeNAだが、先発陣は上位2球団の巨人、阪神と見劣りすることは否めない。
2ケタ勝利をマークしたのは東克樹のみ。ジャクソン、ケイ、大貫晋一と続くが、シーズンを通じて投げられる投手が少ない。バウアーが加入すれば、先発ローテーションの軸になることは間違いない。
今オフは中日を退団したライデル・マルティネスの獲得レースに参戦したが、巨人に入団。現役ドラフトで浜地真澄、ソフトバンクとのトレードで三森大貴を獲得した。
キャンプイン直前にファンを歓喜させる朗報が発表されることになりそうだ。(中町顕吾)