引退を発表したタレント・俳優の中居正広さんの女性トラブルに関連して、幹部の関与が報じられているフジテレビへの影響が拡大している。
SNSでは、フジテレビ系列で放送されている長寿アニメ「ちびまる子ちゃん」および「サザエさん」へのCM提供がわずか1社となったことに困惑の声が相次いだ。
「まる子」が愕然とした表情浮かべるイラスト
女性とのトラブルを認めていた中居さんは、2025年1月23日に芸能界からの引退を発表したが、影響は子ども向けアニメにも及んでいる。26日放送の「ちびまる子ちゃん」は提供が0社となり、本来提供を紹介する場面では主人公・まる子が愕然とした表情を浮かべたイラストのみが表示された。CMはACジャパンのものだけが流れた。
「サザエさん」では、乳幼児用品、小児用雑貨専門店の「西松屋」1社のみがCM提供を行った。
一般的には、CM枠を1社が買い切り、独占することを「一社提供」と呼ぶが、他企業が撤退したことで独占状態となったことから「一社提供」のワードもXトレンド入りした。
「子どもたちのためにサザエさんやちびまる子ちゃんは残したい」
SNSでは、切り抜き動画が拡散されるなど、提供の少なさに困惑するユーザーの声が目立つ。
中には、「子どもたちを巻き込まないでほしい!」「フジテレビのことはどうでもいいけど、楽しみにしてる子どもたちのためにサザエさんやちびまる子ちゃんは残したい」など、子どもへの影響を不安視する声もある。
各社が提供を取りやめる中、「西松屋」が存続となったことについて、「サザエさんが西松屋の一社提供だった件、もしスポンサーを降りない理由が『世間から何と言われても、子どもの為の番組だけは守りたい』とかだったら応援してしまう」「サザエさん西松屋一社提供、子どもが楽しみに見ている番組だから何がなんでも放送させねばという子ども用品チェーンとしての意地なのだとしたら胸熱だな、応援したい。もちろん真意は分からないけども」といった見方もある。