2024年シーズンは球団史上ワーストのシーズン91敗と屈辱にまみれて最下位に低迷した西武。西口文也監督が就任したが、チーム再建には時間がかかる。
貧打にあえぐ打線、20代選手の台頭に期待
投手陣は今井達也、隅田知一郎、武内夏暉、高橋光成、松本航、渡邉勇太朗と能力の高い先発陣がそろい、抑えに平良海馬を固定することで大崩れすることはないだろう。
だが、昨年12球団ワーストの350得点と貧打にあえいだ打線は、得点力アップに時間がかかる。
今オフ、オリックスからセデーニョを獲得したが、打線の核になる選手が他にいない。チームを長年支えたベテランの中村剛也と栗山巧は常時スタメン出場が厳しい。
20代の選手たちの台頭に期待したいが、一本立ちするためには失敗に目をつむって我慢強く起用し続ける覚悟が必要になる。
巻き返しを誓う中で、暗い影を落としたのが攻守の中心選手・源田壮亮の不倫騒動だ。
乃木坂46の元メンバーで妻の衛藤美彩と仲睦まじいことで知られ、メディアにも夫婦で共演する機会が多かった。
2人の子供を持つ「良きパパ」として知られただけに、銀座の高級クラブに勤務する女性と不倫関係を認めて謝罪会見を開いたことは大きな衝撃だった。