退職代行サービスを利用したい人は2割
就職情報サイトのマイナビ(東京都千代田区)が24年7月、直近1年間に転職した20~50代の男女800人に実施した調査結果によれば、全体の16.6%が実際に退職代行サービスを利用したと答えている。その理由でもっとも多かったのは「退職を引き留められた(引き留められそう)」で、全体の4割に上った。
また今後、退職代行サービスを利用したいという人は20.1%に上った。なかでも20代が20.3%で最も多かったが、40代は17.9%、50代でも5.5%で、中高年の利用希望が少なくないことが分かる。
マイナビは「退職代行が利用される背景には、働く人と企業間のコミュニケーションのエラーや不足が一つの要因だと考えられる」とのコメントを公表している。
退職が実現したとしても、働き手と雇い主双方にメリットがあるとは限らない。
(ジャーナリスト 宇崎朱莉)