「シニア割引」カラオケ、美術館、映画館が超お得に でも鉄道やバスの「敬老パス」は先細り

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東京都が突出するシルバーパス割引

   そんな中、東京都が2025年度から、70歳以上の都民が公共交通機関を定額利用できる「シルバーパス」の販売額(有効期間1年)を現行の2万510円から1万2000円に約4割減とする破格の割引を決めた。負担を減らして外出しやすくし、高齢者の社会参加を後押しするというのが狙いだが、財源が安定している東京都ならではの話である。同様の敬老パス制度は全国にもあるが、高齢化を背景に多くの自治体の財政事情は厳しさを増しており、各地で見直しが進んでいる。

   千葉、静岡、浜松、広島の各市などが07年以降、制度自体を廃止したほか、名古屋市が22年に無制限としていた利用回数に制限をかけるなど、上限を設けた自治体も出ている。自治体による敬老パス、いわば「シニア割引」は今後、先細りしていくのは避けられない状況といえそうだ。

   シニア割引を受けるには年齢確認できる身分証明書が必要なため、健康保険証や、運転免許証、運転経歴証明書などの身分証明書は持ち歩くのが必須だ。

(フリーライター 倉井建太)

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